キングコング:髑髏島の巨神
3/31(金曜) 曇りのち雨(12.2度 ただし0時に観測。日中は10度程度)

金曜は会員dayのため、通常映画は1kで見られる。
しかしことキングコングに限っては、シネコン随一の小さな箱、それも11時か20時の回のみ。
20時の回はレイトショーあつかいだから普段利用しても1.2k。しかも今月中ならいつでも1.2kで見られる割引券もある。
そうなってくると英会話教室がない今週金曜日のチョイスはIMAXだ。

季節は春休み、そして1kで見られるとあって、朝一9時15分の回に出向いたら、チケット売り場はすでに長蛇の列。
チケットが買えたのは25分近くで、すでに予告編が終わっていたところへ滑り込みセーフだった。
ちなみにチケット代は割引が一切無いIMAX3D、2.3kだった。パンフ買ったら3Kを軽く超える。

11時の2D上映、1kで見られる方はすでにほぼ満席。しかしIMAX3Dはガラガラ。ガッカリするほど空いている。
そりゃ倍以上の値段払って見るべきものかどうかなんて、初見じゃわからないもの。

映画を見る際にはメガネを着用しているのだが、IMAX3Dではメガネonメガネとなるため、かなり見づらい。
そして相変わらず、あまり立体的に感じなかったのも悲しいところ。
たしかに奥行きはあるが、激しいアクション場面ではめまぐるしく画面が動くので立体視している余裕も無く。
上映回し早々に「小さいハコの2Dで見ればよかった」と後悔しきり。

ただ内容自体は非常にエキサイティングで面白かった。

怪獣映画では兵士がわりと虫けらのように死んでいくのだけど、もうしわけないがスタローンやシュワルツェネッガーの映画のように、まるで胸は痛まないのが普通。
むしろばんばんヘリが落とされれば「コング、強ぇ! すげぇ!」と興奮するのだけど、今回の映画ではなかなかの絶望感があった。
予告編でも散々流されているヘリ対コングのシーンでは、一緒にヘリに乗っているようなカメラアングルで見せ、開いたハッチから吹き飛ばされ絶叫しながら落ちて行く仲間の姿などかなりエグイ。

助かり要員と死に要員はわりとすぐにわかるのだけど、それでもあの墜落に次ぐ墜落は、コングを仇とする大佐でなくても「コング、許すまじ」となる。

いわばやられ役の米軍のヘリコプター部隊が割と悲惨なので、途中まで大佐に感情移入してしまうのは、作劇としてはちょっとマズイかもしれない。

ようするにキングコングに感情移入できなくて、「あの巨猿ぶっ殺せ!」と一緒になっていきり立ってしまうと。

ただうまい具合に大佐以外の民間人グループが別のヘリで墜落し助かっているので、うまく中和できてるとも言える。

また2014年版ハリウッド・ゴジラと地続きであることを随所で表していて、これもなかなか面白かった。
前作ででていた敵怪獣ムートー、実は個体の名前ではなくUMAみたいな頭文字を取った総称とか、思わず「そうだったの?」と。
あとは2014年版ゴジラでも描かれた水爆実験が「ヤツ」を殺すために行われたとか、軍艦が何者かに襲われて1000人からいた中でひとりだけ生き残ったなんてのは、コングの仕業じゃないよね?と想像力が乏しくなくてもすぐにわかるネタ(軍艦だから明らかに海での出来事だし)。
そして一番のおまけはエンドロールあとの壁画。
まいりました…。

王道展開で安心してハラハラできる、実にアトラクション的な映画で大変満足なのだけど、気になった点がないわけでもない。

ひとつが冒頭墜落した日本兵の名前が「グンペイ・イカリ」なのに、英語の発音に即して字幕が「ガンペイ」になっている点。
ちなみに雑誌やパンフでも「グンペイ」表記。
言うなれば「ブラックレイン」で松田優作演じた佐藤のことを、マイケルダグラスとアンディガルシアが「セイトー」と発音し、それをそのまま字幕にしているようなもの。

あとは中国資本傘下になったレジェンダリーの愛人枠にしか見えない中国人女優。
まるで役に立ってないし、ピンチにもならないし、当然非業の死も遂げない。
セリフもほとんど無いから、存在意義もない。
ジン・ティエンという名前らしいが、恐ろしいことに「パシフィックリム2」にも出演が決まっているそうで。
プロデューサー権限でお気に入りの役者がねじ込まれ、それを使わなければならないのは、なにも邦画に限ったことではなく、以下にハリウッドでも出資者には逆らえないのね。
確かにキレイだけど、ジャングルさまよっていても、あまり汚れない顔に整いすぎた眉の形が興ざめすぎた。

それにしても、サミュエル・L・ジャクソンはよかったなあ。
部下を失った狂気さはそこまで強くなくて、なんとなく部下思いで動いているため、あまり悪役っぽくなかった。
コングのアップとサミュエルのアップの目の離れ具合がクリソツなのは、嫌がらせなの?とか思ったり。
【2017/03/31 17:09 】 | 映画鑑賞記 | コメント(0) | トラックバック(0) |
相棒Ⅳ-首都クライシス 人質は50万人!特命係最後の決断
2/12(日曜) 晴れ(10.3度)

繰り返される再放送で、いつしか本放送版も見るようになった相棒シリーズ。
たぶん、映画の二作目あたりでは、まだ観てなかったと思う。
劇場に足を運んだのは、たぶん相棒Xからだと思う(伊丹さんのスピンオフ)。

というのも、レンタルかオンデマンドで観た(CATVではないと思う。ただ途中CMが入った記憶が無いので地上波ではない)米沢さんのスピンオフがことのほか面白かったので、それで見に行ったんだと思う。

逆に三代目相棒の成宮シーズンは、テレビでは観ていたものの過去の日記を遡っても劇場に足を運んだ記載が無いし、記憶も無い。
テレビの地上波、もしくはCATVかなにかで観たと思うのだけど、どうにも今ひとつの印象だった。

むしろ二本のスピンオフの方がよかったという印象。

さて今回はどうだろう。
反町相棒は個人的にとても気に入ってるし、なにより「右京さん」と初代相棒亀山のように呼ぶのがいい。

右京さんの奥さんは、先だっての大麻騒動で役者は引退しているとはいえ、もはやちょい役で復帰という一縷の望みも絶たれた。三代目相棒の成宮も同様。
初代亀山はいろいろあって難しそうだが、それでも望みは捨ててない。
捜査一課三羽がらすだった三浦さんは、以前顔見せしたが、時期的に高畑息子の父親だったと情報が出てしまったので、これも今回は難しい。

事前にわかっていたのは二代目の神戸と米沢さんの二人が出るということ。
特に米沢さんの役どころの穴埋めは、新キャラの青木がうまく埋めているので作劇的には滞りなく流れているが、先だっての前後編(舞台は一年前の設定ゆえ、まだ米沢さんが鑑識にいる)で久しぶりの登場にやはり安心感があった。

昔描いていた脚本家が離反しているとか、主演の杉下右京役の水谷豊がさながら天皇のように君臨していてなどまことしやかにゴシップ誌に書かれているが、作劇が面白ければ内情なんてどうでもいい。

ようはおもしろければいい。見終わったあと満足していればいい。

そういった意味では、先だっての前後編を書いた脚本家による、本作は十二分に満足出来るものだった。

いくら話を大きくする必要があったのかしれないが、警視庁なのに南の孤島に行くのはあまりに無理のある展開だった前作(一応、小笠原は東京都下ではあるけど)より、はるかに理にかなっていておもしろかった。

なにより渋々捜査に協力する米沢さんの安定感は、やはりよい。
逆に新キャラの青木は一切登場しないのは、ちょっとさすがに寂しいものがあった。

パレードの中にもしかして三浦さんや、亀山の奥さんあたりが顔見せしないかと思ったが、さすがにそこまでのサービスは無かったけど…。

ともあれ、よかったわ。
やはり反町相棒はよいです。
【2017/02/12 16:11 】 | 映画鑑賞記 | コメント(0) | トラックバック(0) |
イニシエーション・ラブ
2/11(土曜) 晴れ(9.8度)

公開時、ラストにどんでん返しがあるとよくCMで流れていた「イニシエーション・ラブ」。
舞台設定は87年の静岡で、カセットテープ(カーステレオ)が効果的に使われていて、CMでも「巻戻る」という描写があった。
そしてカセットならではの「A面」「B面」というキーワード。

ネタバレしては完全に興ざめなので、あらゆる情報はシャットアウト。
でもレンタルで借りるのもどうだろうと思っていたら、先日CATVでやっているのを見つけ、即録画。
それを今日見たのだけど、いやはや、やられました!

映画を見て「これはやられた!」と思ったのは久しぶり。
原作も俄然読んでみたくなった。

なんで87年の静岡なんだろう?と思ったけど、固定電話というのもひとつの舞台道具だったわけで。

それにしてもちゃんと当時の風景を再現しているのは、やはり大手映画会社ゆえか。
昨年末に見た「14の夜」は、どうしても今の車が駐車場にあったりと風景描写に気を回してないのがわかって興ざめだったし。

この手法はいわばサスペリア2の真犯人だなあ。
見えているのに見えてないという人間の心理、錯覚を利用したトリック。

前田敦子の「男にとって都合のよい女の子」描写に「なんか裏があるだろう?」と思ったし、言い間違えにしか聞こえない「タック」のくだりになにかあるとは思ったが、そんなこと気にならなくなる1時間50分だった。
それにしても前田敦子、ちっちゃい。
ちゃんとベッドシーンやキスシーンもあって、ちょっと見直したよ。
【2017/02/11 19:37 】 | 映画鑑賞記 | コメント(0) | トラックバック(0) |
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
2/7(火曜) 晴れ風強い(9.7度)

スピンオフ作品なので、いつものあのスターウォーズのテーマ曲と字幕スクロールが無い。
「A long time ago in a galaxy far, far away...」のみ。
やはりあの曲がかからないと、いささか没入感が削がれる。

また観客置いてきぼりの、のっけからなんだかわからない固有名詞の連発。
導入部分としてはずいぶんと弱いと感じる。

もっともスターウォーズにストーリー的な面白さを求めるのもアレなので、あとはEP4~6までのメカ群がそれまでとは違ったシチュエーションで出てくるのを楽しみにすればいい。
どのみちデススターの設計図を盗み出すという点で、話の結末はわかっているのだから。

ただ150分の半分ほどが、画面が暗く見づらいことこの上ない。
スターウォーズってこんなに暗かったっけ?と思うほど。

ドニー・イェンの盲目の戦士はかっこよくキャラが立っていたし、その相棒のFPSのキャラのような連射出来る銃(なぜか背中に大きな給弾ベルトつきの弾倉を背負っていたが、巨大エネルギーパックだったのだろうか)を持ってるキャラもよかった。
ただ最終的に全員死ぬことがなんとなく展開的にわかっているからなのか、今ひとつキャラの掘り下げが消化不良。
紅一点の主人公も、いまひとつ感情移入しづらいし。

逆に旧キャラのCGI復活は、これをやったら役者いらないよね状態。
グランドモフ・ターキンはけっこうな出番があったし、最後に出てくるレイアもしかり(ネタバレで知ってたからいつ出てくるんだろうと思ってたら、あぁなるほどと。知らなかったらビックリしただろうなあ)。

狭い路地から出現するAT-STのモデルアニメみたいな動きとか、予告で散々流れていたリゾート地みたいなビーチの椰子の木の向こう側にいるAT-AT(厳密には違うもの)とか、やっぱり旧メカ群はかっこいいわ。

当初は全編戦闘シーンだったらしいが、ディズニーが六割だかを撮り直しさせての完成版ゆえ、ギャレス監督の本当に作りたかったものとはだいぶ乖離してしまったようで、よく監督クレジットに残したとも漏れ聞く。
そんなきな臭い話も前もって知っていて、なるべく映像的なネタバレは見ずとも、故人のCGIキャラが出ることは知ってしまったし、第一見せ場のシークエンスはなんとなくわかってしまう作りゆえ、乗り切れなかったなあ。
【2017/02/08 17:32 】 | 映画鑑賞記 | コメント(0) | トラックバック(0) |
14の夜
12/28(水曜) 晴れ(8.1度)

普段は斜め読み程度の映画秘宝大槻ケンヂ連載の若手女優インタビュー記事。
super girlと言われてもピンとこない、いわばアイドルがヤンキー芝居をしたというもの。
いつもなら気にも留めない。
でも内容がどうやらちょっと昔(1987年が舞台設定)の中学三年生男子のおっぱいにまつわる話だという。
ようはそのアイドルはおっぱい枠として劇中に登場するらしい。

ちょっと昔の世界設定と思春期バリバリの男子、そしておっぱいというと、綾瀬はるか主演の「おっぱいバレー」を思い出す。
あらすじを読んだ印象は、綾瀬はるかの出ないおっぱいバレーだ。
ノスタルジーとしょうもない性衝動男子は、その頃を生きた現在は中年男子としては捨て置けない。

公開初日は12月24日という。

とりあえず一日早く仕事納めになったので、この機会にと新宿へと足を伸ばした。
テアトル新宿は初めて入るハコだったが、今時のシネコンとは違い、スクリーンはひとつ。
ただ上映作品は三つ。それを時間によって変えているようだった。
初回上映は、話題のアニメ「この世界の片隅に」だった。
どうやら立ち見らしい。

12時上映開始ながら、最初の10分は予告編。
おもしろいのは劇場内が暗くならないこと。
また流れる作品はどれも単館上映っぽいものばかり。
逆にど派手なCGIのビッグバジェットものじゃないから、予告を見ているだけでもけっこう楽しい。

肝心の内容だが…。
そこそこ楽しめたが、700円だかするパンフレットは買わなかった。
そこまでの魅力を残念ながら、僕自身は感じなかったから。

そして事前に読んでいた映画秘宝のインタビューが相当なネタバレで、よりによってストーリー後半とラスト前のシークエンスに絡んだ部分だったということ。
ただの描写ではあるが、知らずに見るのと「そういえばあのインタビューにあった描写、まだ出てきてないよな」とさながら答え合わせのように見るのとでは分けが違う。

そう「ターミネーター2」でシュワルツェネッガーが「今回は人を殺さないんだ」と、事前に少年マガジンかなんか(エンドスケルトンの写真がかっこよかったので、普段は買わないのに買ったらとんでもないことが書かれていたと言う)でネタバレされていて、もう台無しだったのを思い出す。
あとは「ハンニバル」を今夜見に行くんだと言ったら、当時の同僚(と言っても彼はアシスタントだった)が脳を食べるシーンがグロいと、信じられないネタばらしをしてくれたのと似る。

まぁそこまで大事なシーンでもない、すごく短いショットだけど。

とにかく気になったのは、台詞回しが昭和のそれには感じないところ。
監督は1972年生まれ、僕よりも5歳年下だが、完全無欠の昭和世代。
ゆえにノスタルジー要素を今作に入れてきたのだろうけど、演じているのは当たり前だが平成ッコ。

似たようなテーマのしかしおっぱいバレーでは、台詞回しに違和感を感じなかった。

思うに、おっぱいバレーはあくまで綾瀬はるかが主演。中学生5人は脇役。
先生のおっぱいを見るために部活をがんばるという明確な目的意識があり、そこに邁進するから、印象的には優等生の部類。
今作は目的はあれど、そこに到る手段がない(レンタルビデオ屋に来ると言われているAV女優に会いに行くのが目的なので、なにかがんばってやらなければいけないものがない)。

とにかく今風の言葉遣いが気になった。

また彼らが乗る自転車は確かに昭和テイストなのだけど、ロケの都合なのはわかるが、住宅街を二人乗りで走る場面で写る車がどう見ても現行車輌。
型落ちのマーチが写ったが、あれだって昭和の時代には無かった。

主人公の姉の婚約者の車はさすがに大写しになるので、ナンバーも車種もちゃんと昭和仕様だっただけに、ホンの些細なところではあるが気になってしまった。

ちなみにインタビューで散々ネタバレしてくれた浅川梨奈は近寄りがたいレディースを見事に演じてくれてはいたが、ほとんど出番が無くて残念だった…。

できれば主演ひとりに絞らず、おっぱいバレーのように最後までグループで動いてほしかったが、それだと全く同じになるからフェードアウトさせたのだろう。

彼らの翌日が気になる。

きっと今まで通りだろうけど。
【2016/12/28 17:52 】 | 映画鑑賞記 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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