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12/1(木) 晴れ(いきなりの冷え込み)
懲りずにアーミーな上下で新宿に行きましたが、今回は職質無し。 で、先月中旬公開のパク・チャヌク監督復讐三部作のとり「親切なクムジャさん」をやっと見ることができました。 毎週金曜日、仕事帰りに見よう見ようと思いつつも、なんとなく居心地よくて横浜での滞在時間が延びてしまい、結果今日まで見ることがままならなかったのです。
映画の内容は非常に重いテーマ(復讐)ですが、今回は前二作と違いけっこうシニカルなシーンが随所にあり、かつ直接的な暴力シーンも少ないので、ややソフトな印象ではありました。 ノリ的には同じく韓国映画でチェ・ミンシクも出ている「クワイエットファミリー」に似ているかもしれません。 私的ランキングでは、もう一度見るにはかなり勇気がいるがDVDはほしい「復讐者に憐れみを」と、期待が大きすぎてやや肩すかしだった(でもユ・ジテはかっこよかった)「オールドボーイ」のちょうど真ん中あたりです。 でも、復讐三部作の主演がペ・ドゥナ以外カメオ出演していたり、テーマとは別の部分で観客に楽しませようとする心意気がよかった。 ちなみにわたしは、ソン・ガンホとユ・ジテしかわかりませんでしたが…(八〇〇円もするパンフには言葉での紹介のみで誰がどこでなのかはもう一度見ないとわからない…。つーかパンフ高い割に内容が薄くてガッカリ)。
まぁ内容はいつものごとくそんなに詳しくは書きませんが、またしても劇場でイベント発生だったことは語らなければなるまいってカンジです。 映画の日ゆえに客の入りも上々で、上映15分前に席について、今や遅しと席にもたれて待っていました。 そんなおり、通路を挟んだ左隣に座った男、事もあろうに劇場で携帯テレビを見ている! 静かなクラシックが流れる中、男のテレビからはニュースの音声がしっかりとわたしの耳にも届いていました。 たしかにまだ予告CMもかかっていない状態なので、わたしもガマンしました。 いや、むしろこのときの心情を正直に話すなら、いつぞやの電車でのトラブルもあり、あえて火中の栗を拾うのはなるべくやめようと心に誓い、誰か注意するか劇場スタッフを呼んできてはくれまいか、と思ってました。 ですが、あきらかに様子のおかしいこの男の隣に座った老夫婦は、あっさりわたしの横に移動するし、前後に座った人は注意する兆しすらない。 いやきっとわたしと同じように「誰か注意してくれないかな」と思っていたに違いないです。
そうこうしているうちに、場内アナウンスが鳴り劇場内の照明が落ちます。 男はなにかブツブツと独り言を言いながら、それでもテレビを消そうとしません。 ここにきて、わたしの中でなにかがはずれました。 正直、挙動がおかしかったので、下手をしたらという気持ちもありました。 ですが、せっかく久しぶりに見に来た劇場、それも楽しみにしていた映画です。
わたしは立ち上がり、男に忠告しました。 言い訳めいたことをぬかしましたが、頭ごなしに「いいから消せ」と語気をあらげました。 伊達や酔狂で職質される身なりではありません。 あっさり男は携帯を閉じ、その時初めてそれは携帯テレビではなく携帯電話だったことに気付きました。
その後、その男は上映開始後すぐに寝息を立て、しまいには高らかないびきをかく始末。 これはすぐ隣にいる方に注意されてました。 たぶんわたしとのやりとりを見ていて、これなら大丈夫と踏んだのかもしれません。
というわけで、また火中の栗を拾ってしまいました。 とことん損な性格だと思います。
つーか、まわりで嫌悪感をあらわにしながら何もしない人たち。 オレに感謝すべしっ! いや、見返りなんかハナから求めてないけどさ…。
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