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ハンニバル・ライジング
4/29(日)晴れ(洗濯日和)

最近、またしても部屋にさまざまなブツが増えてきて(普段は買わないコミックだったり、全話DVDだったり)、ただでさえ狭いのに息苦しささえ覚えるため、ほぼ一日かけて整理をしました。
といっても、もともと狭いから劇的な変化は望むべくもないのですが。
それでも掃除かければ気持ちもスッキリ。
PCもつけないから頭痛も治まり気味。

というわけで見てきました、レイトショーで「ハンニバル・ライジング」を。
わたしは「羊たちの沈黙」の際、英語発音通りの字幕「ハニバル」の方が好きです。
「ハニバル・カニバル(人食いハニバル)」と韻を踏んだ言い方が耳心地もよかったのに、いつの頃からか「ハンニバル」に統一されてしまいまして残念。
でも、やっぱり劇中では「ハニバル」と発音してますね、英語では(ロシア語なまりだと「ハンニバル」に聞こえる)。

もうね、主演の彼が復讐を遂げる際に見せる鬼気迫る狂気の表情がサイコーでした。
これだけでも一見の価値ありです。
まさに狂気。
冒頭があまりにつらすぎて、観客としてレクターを応援してしまうのは正直どうかと思うのですが、殺される側がビジュアル的にも内面的にも『殺されて当然』なキャラなため、結局は「やっちまえ、レクター!」な気分になってしまいました。
これじゃあ稀代の殺人鬼になるのもしょうがないよね…というのはもっともやってはいけない部分(殺人犯を肯定しているように見えるため)だと思うのですが、原作は2巻なのできっと内面的な動きが描写されているのでしょう。
映画ではわりとシンプルなので、そこがちょっと物足りなかったかな?
でも、劇中にたった一言それらしい台詞が出てくるので、それでカバーしていると言えばそれまでですが。
なんせ、原作者自らが脚本書いてますし。
もっと知りたきゃ原作読め!ってとこかも。
ちなみに読みたいです。明日にでも本屋に行って買わなきゃ。

あと、オリエンタルムードを出すためなのでしょうけど日本描写がありますが、案の定閉口するものでした。
トーマス・ハリス、日本好きならもっと調べてよ…。
※ちなみに「ハンニバル」で最後にレクターが乗った飛行機は東京に向かったと言われています。
いや、舞台監督かな。
能面を梁からぶら下げるってのは、いくらなんでもアウトですって。

とかなんとかつっこみどころもあるのですが、それでも久しぶりに最後まで楽しめました。
冒頭が奇しくも先日見た「蟲師」と同じく自然描写だったのに、まったく印象が異なったのはナゼ?
撮し方なのかな。

ロシア兵が戦闘機を見て「ストゥーカ!」と叫ぶのがうれしかったわたしは、やっぱりミリタリーモデラーのはしくれだからでしょうか。
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テーマ:ハンニバル・ライジング - ジャンル:映画

【2007/04/30 01:22 】 | 映画鑑賞記 | コメント(0) | トラックバック(0) |
映画と原作
4/25(水) 雨のち曇り(寒いのも今日までらしい)

ちょうど先週「蟲師」を見たわけですが、どうしても原作マンガが読みたくなりまして、ここのところ探していました。
とはいえ、原作者には申し訳ないのですが古本屋がメインに地回り。
ところが地元にも高円寺にもそろっていません。
中野ブロードウェイのあの店に行けばありそうでしたが、なんとなくながめていたヤフオクに手頃なのが出てたので8巻セットを落札、本日届きました。
以前マドンナから借りた際には6巻だったので、未読が二冊。
水曜も今のところ業務がないので読みふけりました。
二週目にしてやっときゃよかったかな?と決断が揺らぐあたり、小市民過ぎます…。
きっといい縁があれば、いずれ水曜も埋まるでしょう。

まずは未読の二冊を読み、あらためて1巻から読み始めたのですが、実におもしろい。
おもしろい以外の言葉で表現できないのがくやしいです。
一話完結だから話が冗長にならず、それでいてキャラクターのバックグラウンドはしっかり描かれているから感情移入もしやすい。
なにより話の筋道がどれもこれも秀逸。
はずれがないってどういうことですか!みたいな。
ただ、作者がインスパイアされたエピソードとか巻末に書いてあって、「そっか、この人も天才で湯水のように話が湧くわけではなくて、なにかしらを手がかり足がかりにして作っているんだ」と思えて、なんだかうれしくなります。

ここ最近、どうにも枯れていてアイディアも浮かばないし、さりとて天候不順でPC前の作業も苦痛でドットもできない。精神均衡を保ついつもの業務があるからまだマシで、実際はストレスがたまる一方です。
そんな折だからこそ、わびさびの効いた原作マンガが読みたくなったのかもしれません。
なにより潤ったのは、その巻末部分だったりしますから。
金八先生の言葉を借りれば「彼も人なり、我も人なり」ですね。

で、映画のエピソードは1巻と2巻の数話をチョイスしているのですが、どう見ても「絵づら、見栄え先行」で、話の内容をふくらませるどころかそぎ取っているあたりに、オートモも結局は人の作品に愛着なんてわかないんだと思えてしまいます。
台詞はほとんどそのまま使っているのに、あきらかに不要な台詞が乗っかっているので、違和感しかありません。
原作ものをやるには、そのテイストをしっかりと自身に取り込まないと、往々にしてガワだけ借りた出来損ないになってしまい、原作ファンからもそっぽを向かれて、さらには初見の人にも「なんだ、これ」な印象しか与えられません。
難しい、実に難しい。

今度、すこぶる評判のいいアニメ版を見てみたいと思います。
【2007/04/25 23:20 】 | 本関係 | コメント(0) | トラックバック(0) |
気分が沈みがちなので映画を見に行くの巻(蟲師)
4/18(水) 曇りのち雨(相変わらず寒い)

先週は体調不良。
今週はさながら心不良。
まるで空模様に呼応するがごとく、すっかり気分が沈んでいます。
このまま家にこもっていると(水曜業務がなくなったので)『心の不自由な人』になってしまうので、街に出よう、映画を見よう!というわけです。
しかしチョイスしたのは「蟲師」。
すこぶる評判が悪いのですが、金券ショップで以前見かけた際に1kだったので、安さに惹かれました。
ところが今日行ってみるとさらに値段が下がって900円です。
もはや投げ売り状態。
レディスデイで入るよりもさらにお安い。
ガラガラの劇場には女性の方が多かったのですが、はたしてあの人たちはわたしよりも100円高く支払って入っているのでしょうか?そんなことが気になる雨の午後です。

世界のオートモが、わざわざ他の作家の原作を、よりにもよって実写化する。
ここまでカードそろっていると、もはや傑作(ロイヤルストレートフラッシュ)か駄作(ブタ)かの二択です。
はい、わたくしの印象は、まごうととなく後者でした。
130分はとにかく長すぎます。
900円でもツラかった、わがままちんな観客でございます。

冒頭、美しい景色にダビングを重ねたようなノイズがちりばめた映像が垂れ流されます。
この時点で「あぁ、アート系なのね。やはりオートモってこういうの好きだよね。オレは嫌いだけどね」で1あくび。
映画ってつかみが大事じゃないですか?
だってこれから2時間、イスに縛り付けているんですよ。
何が起きるのか、ドキドキわくわくさせてくれなきゃイヤですよ。
別にアクション限定でなくとも、どんなドラマでもつかみは大事。
それがノイズだらけの山岳風景。
しかも長い。
後で気付いたのですが、ノイズ画面は過去の事象らしく、ですがなんの前触れもなくストーリーに差し挟まれるので、なんとも居心地の悪さを感じます。
そしてその回想シーンに出てくる主人公の子供時代を演じる子役が絶望的に芝居ができていないんで、いちいち腹が立つ。しかも相手役が江角マキコでこれが大仰な芝居なもんだから、そのコントラストたるや目を覆いたくなるほど。
肝心のストーリーなのですが、原作のいくつかのエピソードをつなぎ合わせて違う味付けがなされている感じです。

原作は以前マドンナに借りてむさぼるように読み、マンガならではの情景と話がマッチしていて、たいそう感激したものでした。
蟲師の根底に流れているのは『切なさ、わびしさ』だと、わたしなりに解釈しました。
ギンコが片眼なのも銀髪なのも、鬼太郎のオマージュぽくて好感が持てましたし、ひとつひとつのエピソードは独立していて、それゆえにキャラクターが掘り下げられているから情感もたっぷりでている。
とにかく「こんないいマンガがあるんだ…」と、また世界が広がった気分でした。

そんな秀逸すぎるエピソードがミックスされているので、キャラが掘り下げられるわけもありません。
しかも突然季節も変わるし、調子の悪かった主人公もなんら予兆無く回復します。
なんだよ、これ。

風景がキレイとか映像がすばらしいなんて評判が立ってますが、黒沢映画の比じゃないです。
あのスケール感は蟲師の画面にはありません。
なんだか宮崎アニメの美術を見ているようです。
すなわち平面的。
奥行きが感じられませんでした。

とにかくつまらなかった。
印象に残ったのは音楽(これはよかった)と蒼井優だけです。
あの子は、ほんと昭和な顔立ちですね。
あとはどーでもいいです。
少なくともわたしはまったく楽しめませんでした。

沈んだ気分もそのままに、二郎のラーメン食って帰りましたさ。
歌舞伎町二郎の外国人店員さん(中国系?)の発音が独特で
「お客さん、トッピングはなんにしますか」
→「きゃーさん、ターピンなんしやすか」にしか聞こえません。
でも、ヒヤリング能力高くて、絶対に聞き返さないんですよ。
発音なんて通じればいいんです。
一生懸命にまさるものなし!と昨日の日記につなげたところで〆。

テーマ:蟲師 - ジャンル:映画

【2007/04/18 16:41 】 | 映画鑑賞記 | コメント(0) | トラックバック(0) |
ブラックブック
4/4(水)晴れのち雨(なんだか冬ですね)

テアトル系なら水曜はなんと1k!
普段は横浜業務で行けないんだけど、今日は向こうさんがくそったれなことをしでかしてくれたおかげで、見に行くことができました。感謝感謝です。

前作「インビジブル」から6年ぶりバーホーベン監督待望の新作。
「ロボコップ」のあまりの鮮烈さからすっかりお気に入り監督ですし、ナチが出るということで絶対に劇場で、それもでかいスクリーンで見たいと思っていました。
しかしてそのテアトルタイムズスクエアが、もうあり得ないくらいに巨大スクリーンなのですよ。
完璧な平日、それも水曜の朝イチ10時の回なのに、客の入りは7割を超えています。
それもシニア層が多い。
背後にいた方が少々加齢臭がきつく幾度どなくむせてしまった以外は、すこぶる見やすい映画館でした。

しかも内容が140分とは思えないほど、スリリングで一瞬たりとも目を離せません。
バーホーベン節たるバイオレンスやおっぱいもガンガン登場しますが、話の筋道がとにかくおもしろいので下品さはなく、むしろ戦時下の生々しさが出ているように感じました。
ししてナチ=悪、レジスタンス=善というステレオタイプの図式がまったく当てはまらず、主人公と同じく誰を信じていいのかわかりません。
サスペンスと銘打っているので、このあたりを深く言及できませんが、とにかく引き込まれます。
なにげない台詞の中にその後とても重要な意味があったり、張られた伏線はすべて解けます。

わたしが今回見てショックだったのは、善意の市民の暴走でした。
ナチに協力した人たちをつるし上げるのですが、本当にいたたまれません。
正直、ナチの悪行よりもひどく描写されていました。
バーホーベン監督の真骨頂でしょう。
この世には悪も正義も神すらもない。

ラストシーンがとても印象的でした。
それでもきっと主人公は強く生きていくのだろう。
そんな感じがします。

オランダ語はまったくわからないのでひたすら字幕を追うはめになりますが、とにかく見て損はない映画です。
バーホーベン監督の手にかかると、ユダヤ人でもナチスドイツでもオランダ人でも、みんな同じですね。
愛すべき側面と相反する非情さ、そして自分本位なところが。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2007/04/04 18:24 】 | 映画鑑賞記 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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