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20世紀少年
9/3(水) 晴れ(暑い暑い)

マンガや小説の原作ものの映画化というのは、実に難儀なシロモノだと思う。
尺にあわせたアレンジをすれば「原作とアレが違う、コレが違う」と重箱の隅をつつかれ、原作の通りに話を運べば「ただのダイジェスト。原作をなぞっているだけの復習」とののしられる。
原作もの特にマンガ原作ならそれでも「マンガが動いて音が出る」という時点で高評価も得られるが(特に深夜アニメのようにシリーズものではしょる部分が少なくなればなるほど)、実写化し2時間枠におさめようとすると足かせだらけになって、結果うまくいかないことが多い。
名作と誉れ高くとも、邦画の実写化で「これはおもしろかった」と手放しで喜べるものはごくごく限られている。
そして原作に忠実よりも、大胆なアレンジをくわえたものが成功を収めているケースの方が多い気がする。
深作欣二監督の「魔界転生」は大好きな作品だけど、原作を読んだら全くの別物で驚いた。
だからといって映画版がつまらないと評価が下がるわけではなく、原作は原作でおもしろく映画は映画でおもしろいという希有な例だ。
賛否両論分かれる「デスノート」も、映画独自の構成(原作版で間延びしていた中盤のアクション編をカットしキャラクターを絞り込んだ)はうまいと思ったし、ラストのアプローチには舌を巻いた。
少なくとも安楽死させてしまったテレビアニメ版の最悪なラストよりは比べるべく無い傑作と思う。

急に時間ができたので、先週末見る予定だった「20世紀少年」に行った。
それにしても女性は実に計算高い。
レディスディは映画の日よりも多いじゃないか、と。
毎週水曜に1kで見られる女性が実にうらやましいし、うらめしい。
平日、正午の回というのに、客席は2/3程度埋まっていた(チケットを買うためにも列ができていたし)。
そして案の定な展開。
予告編の時点ではまだ許容範囲のおしゃべりも、さすがに本編が始まってから原作とは少し違う始まり方に「これってXXだよね」と話を止めない若造に「黙って見られねぇのかよ」とにらむ。
この声自体がうるさいけどもしかたない。
小さく肩をすくめて「すいません」と言ってその後黙って見ていたので、まだよかったけど。
そんな調子で始まったものだから、忠告する側だって気分よく見られはしない。
仰々しいタイトルロゴのCGに「オープニングで金をかけている邦画におもしろいものナシ」の法則が当てはまり、嫌な予感。
そして152分。
長い、長すぎる。
原作を復習するだけの内容。
しかも“ともだち”の正体を知っているものだから、おもしろさが半減以下。
マンガでは「誰が“ともだち”なのか?」をワクワクして読みふけっていた部分が、実写だとあからさまに骨格から正体がモロバレでゲンナリ。声色を変えていてもわかっちゃうし。
さらにはあからさまなパロディ部分が音読みされることで、ひたすらわざとらしく感じてしまい興ざめ。敷島博士に金田正太郎の鉄人28号コンビに、ヤン坊マー坊、キリコの彼氏は諸星壇とか。
活字ならニヤリとできるのに…。
終始そんな調子。
とにかく前に読んだ原作の復習。
あまりにむかしのことを覚えていない主人公にひたすらイライラさせられる(原作と同じなのに)。
そして都合よく思い出すまわりの連中。
マンガなら許される表現が、実写だとこうもリアリティのないご都合主義に見えるのかと勉強になりました。
よかったのは常盤貴子の胸かな。
キングマート初登場時の格好にはグッと来た。そんだけ。
たしかに原作のマンガに似た役者をそろえたのはおもしろいアプローチだと思うけど、なんかそれ以上のパンチが無くてそこでとどまってしまっている感じ。
おそらく見覚えのある役者がちょい役でも出てくるので、原作未見の人はキャラクターを把握できないんじゃないかな?

ともかく首が痛いのに両サイドがっちり埋まった状態で2時間越えでの鑑賞。
それもたいして楽しめない内容。
「ささいなことに怒らず、なるべく穏やかにね」と医師に忠告されたのに、この荒れ狂う気分をどうすればいいのさ…。
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テーマ:20世紀少年 - ジャンル:映画

【2008/09/03 20:19 】 | 映画鑑賞記 | コメント(0) | トラックバック(0) |
ポニョとハンコック
9/1(月) 晴れ(洗濯がやっと干せる)

映画の日。
コレを逃すと日テレでオンエアされるまできっと見ない「崖の上のポニョ」を、朝一の回で見るべく決意し行動。
しかし座席に着いたのは上映開始10分後でした(予告がちょうど終わったタイミング。ラッキー)。
続けてみる「ハンコック」のチケットも一緒に買って、駐車券のサービスは6時間分。
うまくつながればあと1本と思ったのだけど、残念。
デトロイトにせよスターウォーズのCGアニメにせよ1時間以上のあきがあるため、しばし逡巡し断念。
というわけで、本日は二本鑑賞。

朝っぱらから実に不愉快なメールが届いていて(これはグチりたいので別記)気分的にかなりアレなムードだったけど、月刊占いでは好調期とあるし、上映時間まで30分切ってたのにギリギリ間にあったから「今日はついている」と思いこむことに。
実際、「ポニョ」が始まったら、そんなん吹っ飛びましたけどね。
画面の情報量が、とにかく多い!
劇場で盗撮したものを違法ダウンロードでwindowsメディアプレイヤーとかで見てたり、あやしげな露天商から買ってどうせぼろぼろの画面でみても、アレは伝わらないですわ。
画面を覆い尽くす細かいクラゲのひとつひとつが動いている。
しかも手書き。
CGならたやすいモブシーンを手書き。しかもおのおの違う動き。
魚ありタコイカありカニありと、とにかく「動かすことの情熱」を否応なく感じさせる、ある意味スペクタクルなオープニング。
ただこれを「動画大変だろうなあ」と感じさせて「ほら、スゴイでしょ」と感心させるだけだとマズイと思うわけで、「必要だからやっている」のがスゴイことだと思う。
むかしのディズニーフルアニメを見て「これ、どんだけ手間かかってるんだ?」で終わらないのと同じ。
内容的には「神経症や不安な世の中に送る」なんて監督の一文があるけど、これはいらなかったなあというのが正直な感想。
「ポニョ、かわいい。よかったね、宗介」でいいじゃないか、と。
なので、余計な事前情報をほとんど入れてない状態で見たので、純粋にポニョのあいくるしさと奔放なわがままが心地よかったです。
不思議な波の表現と、往年の宮崎アニメの伝統ちっさい車が疾走するシーンがいいですね。
とりあえずポニョは、あの第二形態がカエルっぽくて一番好きかな。
もちろんその前後もかわいいけど。
それからお母さんのリサがいい。
髪型がとか、気が強くて頼れる女ってところが、たんに自分のツボなんだろうけど。

それにしてもアニメなのに、本当にひとつひとつの芝居が細かい。
お約束の「うまそうな食事」は言わずもがなで、ただ崖を降りるだけとか両手に荷物抱えての帰宅シーン(ドアの開け方がたまらない)とか、イチイチ感心してしまった。
芝居を大げさにすることで、余計な状況説明を省いているんだなあと。
ある意味、舞台演劇みたいなものか。
水がないのに浜辺にいたりとか、ひとつの舞台上で場面ごとにきちんと違うとか、わりと芝居小屋は好き。

そんなわけで、世間的には今ひとつな評価らしいけど、自分としてはじゅうぶん満足。
所ジョージがそのまんまという声をよく聞くけど、「TOYS STORY」のバズもまったく抵抗がなかった身なので、別に平気。むしろもっとも心配だった一茂が、それなりに聞けたのには安心しましたわ。
リサは山口智子だったのね。ときどきミサトさん風に聞こえたのはキャラのせい?

次の回まで30分ほどあったので、普段はマックですますところを今日は先日食べたパスタ屋へ。
ポニョを見たらハム(もしくはそれっぽいもの)が食べたくなったのよ。
ほうれん草とベーコンのクリームスパにしました。
勢い大盛りを注文し、出てくるまでに時間がかかってしまいポカミス。
ラーメンとかと違って200円増しなのね。リーズナブルが一転リッチなランチに…。


なんだかんだで続く「ハンコック」も予告が始まってからの入場。
幸いにして選んだ席には通路に一人のみ。頭下げて通らせてもらう。
「アイアンマン」の予告がしびれるね。
記憶違いかもしれないけど、スターク社長って心臓病じゃなかったっけか?
そのためのスーツだったと思ったんだけど。武器商人になっててビックリ。
そしておいしいシーン見せすぎ。まあ、どっちにしても見に行くつもりだったけど。

さて肝心の「ハンコック」ですけどね。
まあまあおもしろかったです。
この「まあまあ」というのがくせ者で、おいしいシーンは後半の「それ、あり?」な展開をのぞいて予告でほとんど流れています。見せすぎです。メイトリックスと同じじゃないか!と。基本、映画館のでかいスクリーンで予告を見る人なので、迫力が増すとかあんまりないですもの…。youtubeならいいかも(ちょいネタバレ含む)。
それも1時間以内に、おおむね予想された展開が出尽くしてしまいます。
「もう終わり?」と時計見たら、まだ1時間しか経ってなくて、あとどうなるの?と思っていたら…。
個人的には前半だけで終わっても、すっきりまとまってよかったかなと思っています(やや物足りないかもしれないけど)。
たしかにシャーリーズ・セロンを絡ませたかったのかもしれないけど、蛇足にしか感じませんでしたわ。前半のバカ映画じゃダメなのかなぁ、もったいない。
あ、ウィル・スミスはいい感じに小汚くてよかったですよ。
オレオレ臭が漂ってなくて、やさぐれた超人をうまく演じていたように思います。

パンフはポニョだけ買いました。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2008/09/01 18:37 】 | 映画鑑賞記 | コメント(0) | トラックバック(1) |
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