2/10~12(曇りのち雨プラス雪)
10日の午前中にシャボテン公園に到着。
午前10時半からカピバラの温泉タイムなので、何とかそれに間に合う。
さい先がいい。
双子の兄弟とお兄ちゃんの三匹が浸かっている。
というより温泉で遊んでいる。
もともとカピバラは泳ぎが得意で、しかもまだ身体が小さいため、よく潜って遊ぶ。
少し年上のお兄ちゃんカピバラは弟ぶんの面倒見がとてもよく、気付けば三十分ニマニマしてながめてしまった。
シャボテン公園は、掛川花鳥園と並ぶマイフェイバリット。
動物が自由気ままに闊歩しているのが共通点。
午後は伊豆半島を下に移動し、伊豆アンディランドへ。
ここは亀専門の水族館。
富豪が酔狂でやっているような感じで、到着したのが閉館1時間前ということもあり、客は我々以外に誰もいなかった。
ただ国内では三頭しかいないガラパゴスゾウガメがいる。
人間の乱獲でほぼ絶滅寸前の希少種。
何とも優しい顔つきに、人間の非道っぷりに腹が立つ。
寒くて断熱ライトのもとで寝ていたケヅメリクガメにエサやり。無理矢理起こしたんじゃなく、どうだろうとながめていたら営業のため起きてきてくれた。なかなか仕事に慣れている。
実物大ガメラ(平成三部作のあとにやった小さき勇者版の子ガメラ)はラバー製(だと思う)なのに状態がすこぶるよく、まったく劣化していない。
この日は堂ヶ島温泉に宿泊。
この地には電車が通ってなくて、車しか足がない。
そのおかげか海が青い。南国の海のよう。
二日目。午前中は三四郎島、天窓洞めぐりの遊覧敢行。
天気予報では雨とのことながら、ギリギリ天気が持つ。
それにしても海がキレイだ。天窓洞は実に見事。ゴミも浮いていなくて、他の観光地も見習うべき。
その後、カーフェリーを利用し、一気に清水港へ。
東海大学海洋博物館の見学。
折からの雨ながら、室内なので影響はナシ。
大学の研究施設ということでまったく期待してなかったのだが、ここはスゴイ。
巨大水槽の鮫、エイに度肝を抜かれる。
クマノミの繁殖に成功しているため、山のようにいる。オレンジと黒のジャイアンツカラーが美しい。
長居の予定はなかったのに、気付けば暗くなるまで。
博物館の目の前の出店で静岡おでんで腹ごしらえ後、一路御前崎へ。
三日目。朝から掛川花鳥園へ。
あいにくの雨。ただギリギリ三回目三時の飛行ショーが野外で決行されてラッキー(それまでの二回は室内でフクロウのみだった)。
ヘビクイワシのキックは、まさに天敵の名にふさわしい電光石火の蹴。
ポポちゃんはあいかわらずスターで、しかも大物ゆえにふれあいタイム以外は寝ているツワモノ。
だがそれもいい。
ただオオバタンのサンタくんがかみ癖が出てしまい、ケージに入れられふれあいできなくなってしまった。
それでもAMIから指をつっこんで触れあう。
猫みたいに「次はここを掻いて」とものすごく甘えるも、ちょっと気をそらしたら思いっきり指を噛まれてしまった。甘えん坊でヤキモチやきらしい。めっちゃ痛かったが、幸い血は出なかった。
サンタくんが悪いのではなく、わたしの不注意。ぐすん。
雨模様のため、屋外のエミュー牧場にはほとんど人もいない。
しかしこのエミューたちが、まさに恐竜の子孫の姿形で、しかも人なつっこい。
実は花鳥園の楽しみのひとつ。
太鼓のような「ドンドン」という地響きのような鳴き声を発しながら、ワラワラと群がってくるのが壮観。
あっという間に取り囲まれて、ペレット(エサ)のカップはたちまち空に。
けっこうかしこいため「エサはもう空だよ」と見せると、すごすごときびすを返してしまう。
けっして襲っては来ない。初めての時は正直怖かったけど、愛嬌があって実にかわいい。
平日利用での帰路だったため、東名も渋滞なし。
途中、御殿場あたりで降雪があったけど、たいして影響なく、休憩二度挟んで四時間弱で帰宅。
掛川から静岡に戻るのにそもそも一時間以上かかるので、もう少し近ければなあとつくづく思う。
<今日の判定> ◎
平日初、休日挟んで平日帰りは贅沢だけど、渋滞回避できる利点あり。
ただ行きの堂ヶ島温泉への道すがら、死にかけた。
というのも、やけに眠気に襲われ、それでもなんとかあくびをかみ殺しハンドルを握っていた。
気付いたらデコボコの中央線をタイヤが踏む音がして、眼前に対向車。
瞬間的に落ちてしまったらしい。
右の前輪が乗りかけたところで気がついたのだけど、あわてて本線に戻る。
あんな体験は初めて。
あと一歩気付くのが遅れていたら、対向車とぶつかっていたところだった。
同乗者も寝ているようには見えなかったと言っていたので、目を開けたまま意識だけ飛んだらしい。
「守られている」を実感した体験。
帰りの道中はサービスエリアで十分の仮眠を取って、あくびもでない状態で走破を心がけた。
<おまけ>
<おまけ>
ポポちゃんとタコ入道、魅惑のアイコンタクト。