2/25(土) 雨のちくもり(6度くらい)
場所は高田馬場。それも栄通りの突き当たりという、かつて足繁く通った通勤経路ではないですか。
その道を歩くのは一体何年ぶりだろう。
商店街入り口近くにある、ジャイアンツびいきのおもしろ張り紙をしている八百屋は健在でホッとし、そのはす向かいのタイトーのゲームセンターが残っていたのが意外だったが、もう一軒のシグマ系ゲーセンはスロット専用になっていた。通りにはとにかくB級なメシ屋が軒を並べていて、高円寺で軽く済ませてきたことを後悔。
昔はこんなに無かったもの。
ほぼ商店街を抜けたところにあった張り紙だらけのラーメン屋も、そういやあったなあ。同一店舗かどうかは記憶が曖昧だけど。
今回チケットは1番。
でも抽選サイン入りポスターは外れたわけで。あからさまなアニモ推しだからか…。チェキッ娘知らない新参だし。
とりあえずステージ中央に座る度胸はないので、最前列のやや右手に。
当然狙うはアニモポジションですよ。
もっともステージが近すぎて、たぶんガン見できる気骨もなく。
椅子は屋台なんかにある丸椅子で、これで二時間はキツイが、藤岡麻美さんのアコースティックライブでも途中休憩があったのでそれに期待。
椅子同士の間隔はかなり狭く、一度座ると移動はままならない状態。言うなれば着座の小田急線急行か。
ポスターが外れてしまったものの、物販でリーフレットを購入。
ぶるちのアイテムはまだ並んでなくて、どうやら終演後の模様。もっともグッズ全部持ってるけど、バッジはもう1セットあってもいいかなと思っていたり。
開演時間通りにERIさん登場。ぶるちで見せる姿とはまったく違うアダルティな雰囲気。
イメージカラーの赤いドレスに、髪はソバージュがかってる。
キレイすぎてまぶしい…。しかも目の前。もう最前列なのにうつむいて鑑賞ですよ…(照れくさくて)。
顔は照れくさいのであまり見られないのだけど、それ以外はつぶさに観察するクセがあり、ERIさんの左手薬指に指輪していることに気付く。
ぶるちメンバーのキャミママさんからのボイスメッセージの際「恋愛話がまるでない」とのネタフリがあったのでそこで出るかと思いきや、結局無し。
おしゃれだったのだろうか?
楽曲はブレス(綴りがわからない)という、昔のソロユニットのものからだそうで。
まったく聴いたことがないけど、いつもながらの伸びやかなボーカルが実に耳心地がいい。
曲名も紹介されていたのだけど、なにせ初見だもので覚えられなかった。
当時の楽曲を聴く手段は、果たしてあるのだろうか?
一応「松本江里子 ブレス」でググったら2000年頃のライブを見たファンの方のブログがあって、そこに今日聴いた曲名が並んでいた。
しかし歌唱はすばらしいのに、MCになったとたんいつものぶるちのそれになってしまう。
それも今回はアコギとキーボードはいても、直接MCに絡まないからゆるいながらも暴走状態。
これがまたERIさんの味なんだけど。
ギターのキヨさんは、ぶるちではレベッカなのだけど、この方の真の姿を見たのは初。
レベッカでのサポートギターもかっこいいなあと思っていたのだけど、アコギを奏でる姿がホントにかっこいい。今度、ライブチェックしないと!
30分過ぎた頃に、いったん中座。
衣装チェンジで今度はふわふわ衣装。これが先刻までのイメージとまるで違ってかわいい系。
高野愛さんとのツインボーカル、かっこいい!
バス通はバス通学のこと。北海道でバス通っていうから、てっきり「この路線のXXってバスがいいんだ」ってマニアックな話かと思いきや。勘違いは高野さんと僕だけのようでした…。
ここではトライフルバスというぶるちの前に組んでいたユニットの楽曲を。
これも初見。
ただチェキッ娘を旅立ってからもずっと歌い続けていたERIさんがかいま見えて胸が熱くなる。
昔は声にもっと張りがあったなんてMCで話していたけど、きっと会場内で首を縦に振る人いなかったんじゃないかな。
僕は昔を知らないけど、今の歌声に魅了されたくちだし、知らない楽曲でも耳心地がよくて聞き惚れてしまう。
昨年末、藤岡麻美さんのアコースティックライブでそのソロを初めて聴いたけど、麻美さんが癒し系だとしたらERIさんはパンチの効いた元気にさせる系かな。
アニモさんは先日のぶるちワンマンでアコースティックパートでのメインボーカル「君をのせて」、そして「星の在処ざんまい」でまた違った側面を聞かせてくれる変幻自在な美しさがあり、キャミママさんの「ハッピースマイリー」はお母さんの安心感が声に含まれている感じ。
そんな違った傾向の声が四人そろうからこそ、あの美しいハーモニーに魅了されるんだろうなあ。
そんな素敵すぎる歌唱と、MCのユル過ぎて話の収拾がまったくついてないトークの温度差。
でも言葉の端々にERIさんのちょっとした気遣いがかいま見える。
そしにしてもあの話の流れから、聞かせる歌によく持ってける感心してしまう。
でもあのMCも魅力の一つか。特に相棒となる高野愛やぶるちメンバーが出てきてからのはじけっぷりが素敵。
仲の良さがにじみ出ていて、実にほほえましい。
ぶるちパートは中座無しで突入。
いつものTシャツやOLルックではないリズさんアニモさんの登場に目を奪われる。
リズさんは先だってのソロライブともまた違った、ややエキゾチックな出で立ち。肩出しドレスに毛皮のマフラーで美しいにもほどがある!
でもドジッ子は健在で、マラカス(?)をステージに持って来忘れて、登場と同時にすぐに舞台袖にはける一幕あり。聞くと会場に向かう車中で鞄を電車に置き忘れてしまったらしい…。大丈夫か、麻美さんもといリズさん。
アニモさんもリズさんのライブではジャイ子インスパイアという斜め上の出で立ちだったけど、今回はアダルティな胸元あいている白黒ツートンのドレス。こっちも素敵。せっかくアニモサイドなのに、これじゃまぶしすぎて見れません…。必然的にギターのキヨさんばかり見ていたという、本末転倒さ(こっちもかっこいいんだけど)。
事前のツイートで「This is not a love song」が大人っぽい仕様にリアレンジされているとのことだったので期待してたのだけど、これがギター前奏からしびれるほどかっこいい。
ERIさんの無茶ぶりでアレンジが作られたそうだけど、なんとなくボサノヴァっぽい感じが、バンドスコアの原曲とまったく違っていて今宵限りにしてほしくない名アレンジ。
なにげにぶるちに男性ボーカルのハモりが入るのは初?
つーか、ゾクゾク来っぱなしだった。
続いてアカペラの「あたしの靴あなたの靴」。これは先日のワンマンでは行われなかったものの、路上ライブでも披露される定番曲。
バンドセットが無くても魅力が十二分に出せてしまうのがぶるちのすごいところか。
聞き惚れます。
そしてMCとぶるちからの発表を経て、キャミママさんからのボイスメッセージがあり、ぐっと来る場面に。
メンバーの絆の強さですね。
発表はやきもきしたけど、来月入ってすぐのアイドルイベントへの参加、そして四月の対バンライブの告知でした。
なにげに12月から4月毎月何かしらでぶるちを見ることができるわけです、はい。
5月はリズさんの誕生日もあるので、ひょっとすると夏のワンマン前に藤岡麻美ライブが5月にあるのでは?と順番待ちでお話したファンの方が話していたので、この二回はうれしい誤算。
当然、4月のチケットはライブ終演後、速攻GET。その甲斐あり4番ですわ。これでまた最前キープ!シャイガイなのに…。
最後が「ENGINE」。
これ、CDで幾度となく聴いているけど、もうメロディと歌詞がしみこんで来て最高。
「手紙」と同じくアニモさんがサブボーカル、リズさんハモりなのね。
ただやはり知っている曲だとテンションの上がり方がまるで違う。
ぶるちパートの至高感が尋常じゃなかった。
なんとなくキレイに終わった感があり、ここで最後前のインタバル。
なんとじゃんけん大会。
商品は…ありものの食べ物!それもジャンクフード!
特にサインが入っているわけでもなくという、斜め上を行く展開。もっともジャンクフードのパッケージにサインを入れるのもアレだし…。
一度目は二回戦敗退だったものの、二回目の敗者復活で四位いただきました。
じゃんけん必勝法のおかげ。
事前のサイン入りポスターが外れたので、ちょっとうれしい。
でも帰りがけ、その商品を受け取るときERIさんだと気付かずスタッフの方だと勘違いしてしまう大失態。
目の前にアニモさんとリズさんがいて、そっちに完全に目を奪われてました。
最初の赤い衣装なら目立つので気付いたのに…と言い訳を。
珍しくアンコールもアリ、たっぷり二時間越えのアコースティックライブ。
たぶん会場のキャパギリギリにお客さん入っていたような気がして、汗ばむほど。
着座の丸椅子でひたすら尻が痛くなる以外は大満足でした。
さて次回は再来週の初台か。若年アイドルイベントにアラサーガールズバンドのブッキング!
でもあの歌唱を持ってすれば会場を魅了するのは必至。
MCの掟さんのいじりにも期待!