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ゾンビと座頭
11/18(火) 晴れ(暖かいかも)

ようやく風邪も峠を越したようだ。
具合がよくなってきたせいか、なんだかいてもたってもいられず池袋まで足をのばして「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」を見に。
午前中の山手線に乗るなんてどれくらいぶりだろう。
しかも池袋方面。
前売りもないし、映画の日でもない、おそらく金券ショップも期待できない(現に売り切れていた)ため、正規の値段1.8kを出して、はたして満足できるのだろうか?という一抹の不安はあれど、映画を見るときには勢いが大事。
これがないとズルズルと見に行かなくなり、気付けばズタボロカットの地上波が初見になるのがオチ。DVDをレンタルしても、いまひとつのめり込めないクチなんで…(必ず途中でトイレに行きたくなる)。

さて感想。
一人称視点(POV Point Of View)で、しかもyoutubeや監視カメラ映像でゾンビを描くなんていうから、必要以上に期待してしまいました。そう「クローバー・フィールド」のように。
だけど、申し訳ない。全然臨場感がないのよ…。
なんでだろう?と新宿まで移動する間、しばし考えた。
「クローバー・フィールド」との決定的な違い。
まず思い浮かんだのは、画面が必要以上に揺れない。酔わないのはいいことなんだけどね。
いや、それはたいした要因じゃない。
そう、「クローバー・フィールド」では撮影者がずっとぼやいて叫んでいる。
なんだかわけのわからないものに出くわして、パニくる(それでも撮っているのは映画だからOkay)。
そしてBGMがない。
あるのはその場の生活音だけ。
「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」には、ご丁寧に冒頭で編集した主人公サイドの人物のモノローグが入り「これはジェイソンという大学生が命がけで撮ったものを編集し、恐怖感を伝えるために音楽も入れています」ときている。
ようは大学生の作品製作なわけだ。だから映像をつなぎ合わせて編集もしているし、音楽もナレーションも入っている。
その場に居合わせた人が決死の覚悟で撮って、それが見つかったという設定の「クローバー・フィールド」とは違い、そもそも「劇中映画」の体裁なのでそれはアリだろう。
でも、わたしにはそれがあったおかげで、なんとも臨場感がズルリと抜け落ちてしまったように感じた。
また前作「ランド・オブ・ザ・デッド」でもそうだったのだけど、余計なショックシーンには辟易。
暗がりからいきなりゾンビのドアップで脅かす手法。
コワイではなく、ビックリするだけ。
あれはどうにも生理的にあわないからダメ。
ロメロはショックシーンで脅かすタイプの監督じゃなかったと思ったんだけど、今回は3~4回あった。最後の場面なんざ、ビックリして飛び上がってしまったよ、ハズカシイ…。
ドキュメント映画ならいいのかな?とは思うんだけど、なんかこうもう少しいけたんじゃないかなと思える残念な作品。
あ、でも正規プライスで損したとは思わない。ロメロの正統派ゾンビ歩きを見られただけでも満足度は高いです。あれはやっぱり気味が悪いわ。走ってくるリメイク版ドーン・オブ・ザ・デッドや28週後とかもたしかにコワイのだけど、なんというか無慈悲な、人間であったはずなのにどこか虫のような感じがしてとにかく薄気味悪い。帰りの新宿駅で軽くフラッシュバックしてしまいましたさ。
内容はゾンビを使いつつもメディア批判で、ブログやyoutubeなど誰でも発信源になれるが、それはあくまで主観であって鵜呑みにしてはいけない、情報の奔流にのまれてはいけない、と警鐘しているように感じた。

いささか病み上がりにはキツイ内容で、且つまだ昼だったのでもう一本見ようと新宿へ移動。
「容疑者Xの献身」か「ichi」のどちらか。
気分的には「容疑者Xの献身」だったのだけど、金券ショップで「ichi」1kの文字にやられる。
ただよくわからないシステムで、レンタルパスポート的なものを4000円で買い、見終わって戻ってきたら3000円返すという。なんだそれ? 戻ってくるのも面倒だし、なんだかうさんくさい手段使ってまで1kで映画を見たくないので、普通に1.2kk払って特待券を買う。別の店では1.3Kだったので、とりあえずスト4一回分は浮いた計算。

王将でいつもの餃子定食(これが密かな楽しみ。どんだけ小市民なんだ…)を食べてから上映時間をチェック。するとまだ30分近くある。
せっかくなので近場のゲーセンでスト4のシングルプレイ。
ザンギを使って、はじめて乱入されずに最後まで行けた。というより今更だけど、やっとラスボスのセスの動いているところを見れたよ。たぶん今までのトータルでも10回はやってなくて、乱入されるとたいがい瞬殺されるし、やり込むほどゲーセンに通うこともなかった。それでも家庭用が出たら買おうと思ってる。

ちょうど頃合いもよく、劇場へ。
なにげに今日は電車の乗り換え等、すべてにおいてコンボがキレイにつながっている。
こんなこともあるモンですな。

デカいスクリーンに、まばらな観客。
今週で終わりだから、それも致し方無しか。
ただ劇場のフィルムのかけミスなのか、休憩時間が終わってもずっと主題歌が垂れ流し。
たしか45分から予告で00分ピッタリに開始のハズじゃ??
結局、予告無しのいきなり本編開始。ちょっと拍子抜け。というより、劇場に足を運ぶ楽しみのひとつに予告編の存在があるというのに。初回上映ならわかるけど、やはりミスかな。

曽利監督はどうしても「ピンポン」のイメージが強いのだけど、自分は割と許せる範疇だったダメダメなCGアニメ「ベクシル」とかやってて、ここんところなんだかパッとしていない。
そこへ来て綾瀬はるかで座頭市。
「何斬るかわかんないよ。見えないんだからさ」は、なんとも味のある台詞でいいなと思ったけど、まさか劇中で使うとは、それもあんな中途半端な場面で。正直、冒頭からガッカリしっぱなし。
これで2時間越えでしょ、先が思いやられると、この時点で「容疑者Xの献身」にすればよかったと後悔しきり。「僕の彼女はサイボーグ」で大の行きに入りになった綾瀬はるかじゃなければ、おそらく見なかったし。
どうしてもエンターテインメント性の強かったビートたけしの「座頭市」と比べてしまうとなにかと見劣りしてしまうのはしかたないとして、それでも殺陣はそれなりによかった。というより斬られている側の表情がすごくいい。
たけしの、あの金髪で異様な風体から繰り出される殺陣にしびれたクチなのだけど、綾瀬はるかの仕込み杖を最後抱えるようにして刃を収める姿はかっこよかったですわ。
でもね、なんだか普通の時代劇になってて冗長なのが鼻についた。
丁寧にキャラを描いてというのはわかるけど、描きすぎて肝心の主役ichiがかすんでしまっている。
むしろ窪塚洋介の肩に力の入った芝居に、中村獅童はいつものキレ芝居、そして日焼けして威圧感たっぷりの竹内力。大沢たかおは二枚看板にしたかったのか、こっちの方が主役じゃないか?というほどの立ち回り。刀が抜け無い侍が最後刀を抜いてしまったら、そこが最大の見せ場じゃないですか?
かわいそうにichiは残務処理で登場ではいただけない。
せめて獅童には必殺と一太刀が着物の下に着ていた鎖帷子で効果が無くて…とか、お約束でもいいからそんな筋書きがよかったです、ハイ。

綾瀬はるかムービーとしても「僕の彼女はサイボーグ」に遠く及ばず。
たしかにキレイには撮れているけど、真横ショット多用はどうなの、と。
全体的にやや不満。
唐突にラストでタップダンスとかやらかしたたけし版「座頭市」や、勝新版セルフリメイク版もけっこう好きな身としては「あの座頭市の娘!?」というシークエンスだけで引っ張ってくれてもよかったのになぁと。かえずがえす大沢たかおのキャラを立たせすぎてて残念。悪いキャラじゃないのだけど。

そんな感じで、久しぶりに映画を堪能。
ここのところ調子も悪く、鬱屈していたのでいい気晴らしになりました。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2008/11/18 19:55 】 | 映画鑑賞記 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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