ウォッチメン
4/6(月) 晴れ(かなり暖かい)

現在、お暇をいただく身としては、いかに有効に時間を使うかが一日の終わりに後悔し沈まずに済む最良の方法。
見たい見たいと思っていた「ウォッチメン」は3時間あまりの上映時間をゆうするため、タイミング的に朝一かレイトショーでの鑑賞がベスト。なまじ日中に行くと、一日の予定が立たなくなる。
ただレイトショーでは終了時刻が日付をまたいでしまい、今ひとつ躊躇していた。
ということは朝一の一択。これがタイミング逃しの最大のウィークポイント。気を許すとすぐに上映時間になってしまう。
今日はギリギリで滑り込む。すでに「トランスフォーマー・リベンジ」の予告が流れていた。
残念…。予告も楽しみのひとつなのに、グズグズしていたらこのざまだ。
おまけに駐車券の3時間無料ももらい忘れている。
しかし今は映画に集中だ。

最初に時計を確認したのは、すでに1時間半をまわった頃だった。
原作が圧倒的な世界観だとは知っていた。
プレミアがついていて翻訳版が入手しづらいことを知っていたため、映画公開とともに別会社から再版された際にはそっこう注文していた。むろん映画を見るまで読まずにとっておいてある。
主要人物の名前だけくらいしか内容はインプットされていない、比較的まっさらに近い状態での鑑賞。
Dr.マンハッタンはCGキャラなのかなんとなく違和感を感じたが、その抑揚のない声にしびれた。
主人公格のロールシャッハも渋い声でかっこよく、ただメイン級二人は表情のないキャラゆえ、なんとなくアニメを見ているような印象を受ける。
どこかで見たようなヒーロー像は出自はパチモンながら、本物かと思わせるほどの存在感。
作り出したアラン・ムーアの手腕に寄るところが大きい。
それが実写になり、無名に近い役者たちが演じる。
無名とはいえ「クローバーフィールド」の時もそうだったが、むこうの役者層の厚さには正直舌を巻く。
安定感がありすぎる。

聞くところによると、ディレクターズカット版は200分を遙かに超えるらしい。
ようはそれだけカットしているというわけだ。

スーパーヒーロー論に対して切り込んだ作品なのに、予告編ではサスペンス色を打ち出しているため、映画評はあまりふるっていない。
それはしかたがないだろう。
日本人にとってのスーパーヒーローはウルトラマンであり、仮面ライダーであり、彼らは一様に自身の存在意義を悩んだりはしない。能力の異なるヒーローがチームを組むこともない。
ましてやバットマンやスーパーマンとはいささか微妙に異なるデザインの「一般人から見れば偽物」がヒーロー論をかましたところで、どれだけの日本人が食いつくというのか。
アメコミ好き、グラフィックノベル好き、いわばその筋の好事家対象の映画なのに。
「ダークナイト」のバットマンとは、一般的知名度が違いすぎる。

かくいうわたしは、3時間をけして長いとは感じさせない内容に大満足だった。
それが証拠にパンフとクリアファイルまで買ってしまった。
シルク・スペクターの尻がよかったのと、Dr.マンハッタンの荘厳なイメージがとにかく気に入ったもんで。

各ヒーローそれぞれの正義のとらえ方に、ただただラストは圧巻だった。
大国アメリカならではのヒーローと、その正義像。
これ、日本では生まれようがないわ。
しかも原作ができたのが85年。
巨大化したDr.マンハッタンに対してひれ伏して降伏する北ベトナム軍の姿がとにかく印象的。
あれはウルトラマンだ。
しかも一国のために働くウルトラマン…。
勝てる気がしない。

今夜はじっくり読むとしよう。

<今日の判定> △
映画で満足したのに○になっていないのは、その後の反動のため。
夕刻あたりは、どうにもこうにもならず×だったし。

テーマ:ウォッチメン - ジャンル:映画

【2009/04/06 23:01 】 | 映画鑑賞記 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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