アバター
12/28(月) 雨上がり晴れ(かなり暖かめ)

スイッチOFFのために映画館へ。
むやみやたらにイライラしたり、虫の居所が悪いときには映画館に行き、完全に仕事モードをOFFにするのが最良の手段。もちろんライブに行くのがベストだが、年がら年中やってるもんでもないし。

選んだのは「アバター」。キャメロンの14年ぶりの新作。
全編CGで、次世代の体感できる映像だという。
しかし予告を見てもスチールを見ても、いまひとつどころかまったくピンと来ない。
それでも見に行くのは、気持ちの奥底で何かを期待しているから。
大スクリーンじゃないとダメだから。

惑星パンドラは地球に似た星ながら二酸化炭素濃度が高く、地球人はマスク無しでは生きられない。
一面の緑。どこまで行っても緑一色。
そして太古の昔、酸素濃度の高かった地球環境に栄えた生き物にどこか似ている生き物たち。
「どうせよくできたCGだし」と感じるのは、せいぜい主人公がアバターにリンクするあたりまで。
この神経接続はエヴァと似た設定。
でも話は全然違う。庵野はインナーワールドを描き、キャメロンはテンターテイメントに徹する。

猫科に似た地球人より一回りほど大きい青い肌を持つネイティブ=ナヴィも、一時間も見ていると見慣れてきて、いつの間にか感情移入できるようになっている。
実際時計を見たのが1時間半、上映時間約半分が過ぎたあたり。
あくびどころか、常に圧倒されて、いちいちビックリさせられる。
次から次へと惑星パンドラの不思議な生き物たちやナヴィの生活様式を見せあきさせない。
おそらくこれは意図した手法だろう。
説明臭くなく、それでいて「こんなのもいるんだ…」と感心させられる。
例えて言うなら、ナウシカの腐海のイマジネーションが実写になって、あたかもそこにあるように描いてみせる。別に説明はなくとも「こんなのがいる世界」に引き込まれていく。
実際、本当にありそうに見えるからこわい。

そして時間経過とともに、ナヴィの姿にもすっかり慣れた頃、地球人の醜悪さが際だってくる。
これも計算なのだろう。
キャメロンの手腕は長年のブランクをものともしない。この人、スゴすぎるわ。

ストーリー自体は極めてシンプルだ。
数行のあらすじで事足りる。
それをたっぷり三時間近くかけて語るのには、それなりの理由があるのだろう。
ナヴィの造形、生活様式、言葉、そして自然。これを観客に体感させ、惑星パンドラの仕組みを肌で感じさせるには、この時間は必要に思った。90分で終わったらよくできたCG映画枠からは出なかったと思うし。

自然が呼応するシーンで、恥ずかしながら嗚咽が漏れ、慟哭をおさえるのに必死だった。
なんでこんなに感動しているんだろう。
CGの世界じゃないか。
CGで描かれた森じゃないか。生き物じゃないか。
それなのに「うおーっ!」と心の底から歓喜がわいてきた。
自然バンザイ。
共存歓迎。
滅びろ人類。

実にわかりやすいテーマで、オチも何となく見えた。
それでも大満足。
CGのすごさも、結局は表現手法のひとつに過ぎないわけで、カメラワークや見せ方がよくなければ、あの緻密な世界観も絵空事に終わったに違いない。

年内は難しいかもしれないが、キャメロンオススメの3D立体版も絶対に見に行く。
惑星パンドラをもっと体感したい。
そんな風に感じさせてくれる映画だった。

<今日の判定> ◎
ヘリのパイロット、ALIENSのバスクェスみたいだった。
力強く、おのれに信念を持った強い女性を脇に置くのが、キャメロンはお好きなようで。
あと、ネイティリのちょっとかわいそうな許嫁が中村獅童に見えて仕方がなかった^^

テーマ:この映画がすごい!! - ジャンル:映画

【2009/12/28 19:26 】 | 映画鑑賞記 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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