カールじいさんの空飛ぶ家
1/17(日) 晴れ(けっこう暖かかった)

10年代初の映画は、年末に見損ねた「カールじいさんの空飛ぶ家」。
タイトルが出た覚えが無く、アバターのように最後なのかと思ったら、「UP」なのね。
そういえば冒頭、大きく屋根かなにかに描かれていた。
「レミーのおいしいレストラン」も原題とはまったく違っていたけど、今回の邦題もなかなか気が利いている。
「UP」じゃ、なんの映画かわからないし。
もっともいろいろな意味で「UP」であることは見終わってから感じるところがあり、やはりよくできたタイトルだ。

予告編でものすごく切ない場面を切り出していたため、「どうしても見たい」という気分になりきれなかったのが、ここまで鑑賞が遅れた原因。
泣きものは基本的にスルー。
「ほら泣け、そら泣け」のわざとらしい邦画ははなから眼中にないものの、ピクサーが押しつけがましい感動ものを持ってくるとは思えないし、迷いに迷っていた。

結果から言えば見てよかった。
ただ星五つとは行かず。
自分基準で、ピクサー映画の中で群を抜いて低いのが「レミーのおいしいレストラン」なのだけど、もちろんそこまでは行かない。
ただもうひとつ、もう一口ほしい感じがしたのも事実。

質感がスゴイとか、もはやCGのすごさは毎度のこと。
ただそれでもキャラクター造形は見事としか言いようが無く、まるで人形劇のよう。
おそらくそれが狙い。
過剰な目の芝居はなく、それも計算ずく。
あくまで全体の動作の芝居がメイン。
犬の動きは「よくできている」と感じることもないほど自然で、芸が細かい。
「リス」という言葉に犬が反応するのは、向こうのなにか元ネタがあるのだろう。
残念ながらわからなかったけど、そんなことはどうでもいい。
元ネタがわからないから笑えないとかそのレベルじゃなく、雰囲気と繰り返しで笑わせてくれるのは、ピクサーのいつもの職人芸。
ほかのCGムービーではわざとらしく感じてしまうこともあるのに、ピクサー映画にはそれがない。
何が違うのだろうか。
やはり脚本の流れの妙?

では、なんで星五つじゃないのか?というと、予告編の印象が強すぎたため。
最初に見たものには冒険活劇ではなく、切ない夫婦愛しか描かれていなかった。
今風の嫌な子供じゃない太っちょのコは、まったく出てなかったし。

ようは「泣き映画はイヤだ」といいつつも「泣きに行った」わけで、それが薄かったからもう一口足りないと感じたと。
冒頭のパントマイム風のシークエンスと少年がやってくるまでの間は、なんともやりきれない空気感が漂い、「これ、どーなってしまうの?」と違った意味でハラハラ。
中盤以降はいつものピクサー映画で安心。
完全に丸く収めない意味深なラストも、個人的には満足。
それでも足りなかったのは泣けなかったからに他ならない。
そんな贅沢が許されるのもピクサー映画ゆえ。

<今日の判定> △+
実写版ヤマトのポスターがなにげにかっこよかったものの、予告編なしなのが残念。

テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

【2010/01/17 23:32 】 | 映画鑑賞記 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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