グラントリノ
3/15(月) 曇りのち雨(気温高め)

ユナイテッドシネマとしまえんにて「グラントリノ」が本日よりリバイバル上映。
たまたま1kで見られるチケットが残っていたので「ホームズでも見るか」と上映時間を調べてたら、偶然それを知った。
昨年、見よう見ようと思うもついに見られなかった作品。
すこぶる評判がよく、男泣き映画だという。
しかもリバイバル上映のため、料金は一律1k。
これを見ない手はない。
やることはとりあえずほったらかして、一路としまえんへ。

シネマ会員証を提示すると、なんとさらに割引で800円。そのかわりポイントはつかない。
しかしこの名作が通常値段の半値である。
五分前に到着したものの「どうせがら空きだろう」とたかをくくっていたのだが、八割方席が埋まっている。
小さいスクリーンとはいえ、平日月曜日の昼の回にこれほど席が埋まるか。
客層はほとんどがシニア。
僕と同じく見逃した口なのか?

クリント・イーストウッドの映画で印象に残っていたのは「ミリオンダラーベイビー」のイヤな家族。
今回の「グラントリノ」でもそれは健在。
実にイヤな感じが出ていて、頑固者のイーストウッドにも同情したくなる。
直接キレる描写がなくとも、相当な堅物であることが台詞回しと空気感で醸し出されている。
すっかりおじいちゃんながら、イーストウッドの芝居はすばらしい。
山田康夫が健在なら、彼の声で「やれやれだ」等アテレコしてもらいたい。
映画秘宝に「老いたハリー・キャラハン」だと書いてあったが、まさにそんな感じ。

台詞には格段にFxxKが多い。まるで黒人映画だ。
ギャングもそうだけど、イーストウッドの口調がとにかくキツイ。
冗談なのか本気なのかわからないが、ひたすらののしる。
それをさらりとかわすお隣のモン族のスーという女の子の頭の良さが最高にいい。
それゆえに後半の山場は怒りと悲しみがないまぜになり、もう一人の主人公同じくモン族のタオと同調していく。
うちに秘めた怒りと、ずっと囚われている過去の贖罪(戦争だから仕方ないのだけど)。
ラストシーン、オチ自体は知っていたが、それでもグッと熱いものがこみ上げてきた。
場内ではすすり泣きもあったし。

あれほど嫌っていた東洋人なのに、一人で呑むよりマシといってお呼ばれされて、しかも料理が気に入ってしまうあたり、イーストウッドの人間味が出ていてよかったなあ。
「犬は食べないよ、猫は食べるけど」は何度聞いてもドキッとする痛快な返しだと思う。
スーにしろタオにしろ頼れるお父さんとして接して、自分で育てたのにうまく関係が気づけなかった実子への贖罪がここにもあるような気がした。

本当に良い映画だった。

<今日の判定> ○
映画を見たおかげで、予定が大幅に後ろにずれたが、これは仕方ない。
そして根性で終わらせた。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2010/03/16 01:36 】 | 映画鑑賞記 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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