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「暁斎一門の描く動物たち」展
7/13(水) 晴れ(34度。中野)

というわけで河鍋暁斎記念美術館七月八月の展示物は動物もの!
本当は先週の水曜に行く予定だったのだけど、急な仕事が入ってしまったので一週ガマン。

かんかん照りの中、中山道を川口(目的地はほど近い蕨)まで走らせるが、車内の空気がまるで冷えないエコ仕様。むしろ窓を開けて風を入れた方がまだマシ。
そして美術館内も節電のため、あまり冷えていない。ただこれは致し方ないところ。

第一展示室は、まず「鯉と鯰」がお出迎え。舟盛り的な図版なのに、やたら生命感がある。
そのトイメンのガラスケースの「真鯛の写生」がまた見事。あの鯛特有のゴツゴツとした顔つきが見事に描かれていて、大きめな画稿ということもあり、おそらく資料用の写生にもかかわらずものすごい威圧感。
正直、エアコンの28度設定が憎いものの、じっくりと時間をかけて一枚一枚鑑賞。
英国人のコンドルさん(暁英という名前がまたしゃれが効いていて素敵)の暁斎の技法を分析して模倣した鯉の掛け軸がすばらしく、まるで製図のようなうろこ一つ一つに見惚れる。岩波文庫のコンドル著にその詳細があるようなので今度買おうと思うけど、たんに技法がわかっても、これは描けないよなあ。
長らく謎だったという「菊花白猫図」の下絵は、完成版が今回発見されて、猫の目線がなぜあっていなかったが明らかに。それにしても暁斎の猫はどれもこれもちょっっと怖い顔つき。というかりりしい。猫イコール愛らしいタッチではないのが不思議。カエルやカニ、亀などはみんなかわいく描いているのに。ひょっとして猫のかわいらしさより、その内面の勇ましさを描いたのだろうか。

第二展示場。動物ものと言うことで期待していた「風流蛙大合戦之図」がなんと紋あり、紋無しが並んで展示されていて、いきなり小躍りしたい気分に。でもその後の版で修正された徳川の五つの紋はわかったのだけど、毛利の紋四つはひとつもわからなかった…。
修正前のverがネット上にあったのでリンクを。
そもそも毛利の沢瀉(おもだか)の紋自体がわからなかったので帰宅後調べたら、そっちは修正されてなかったというオチ。左側のヒキガエル群の蓮の垂れ幕に描かれているのがそれだと思う。

今回、まんだかもっとも印象に残ったのが「くくり猿を持つ猿」という版画。
つながれたニホンザルが首に巻かれたくくり猿(カラフルなヒモに鈴みたいなのがたくさんついている)を見ているという図。このおさるの表情がなんともいえず、ずっと眺めていても飽きない。
一瞬を切り取った、まるで写真みたいな自然体。
擬人化された動物たちもとてもユニークで楽しいのだけど、なぜか今回はおさるの図版に多く目を奪われた。
亀の甲羅が墨の陰影で、まるでメタリックのように見えたり、そうかと思えばほぼ黒一色でわずかな陰影でカラスを描いていたり(暁斎のもっとも有名な一枚の別作品ver)、気付いたら入館して一時間半近く経ってた。
けして涼しくなく、水分補給の欲求がなければもっといたかもしれない。

会期中にもう一度は行かねばなるまい。

ちなみに第三展示室ではかえる展が催されており、僕の人形も展示していただいてます。
今回は点数も多く、ここもなにげに見応えアリ。

夏休みの季節、オススメにもほどがある最高の美術館です。
【2011/07/13 23:47 】 | たわいもない日記 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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