僕のまどかマギカ感想
8/15(月) 酷暑は続く(35度。中野)

第一話。いきなり真っ暗な画面。よく見えない。再生順間違えたかと思うほどのクライマックスから始まってる。
とはいえ、昨今ではよくある導入方法。
それより歩き方の足の運びが独特で、印象に残った。

話の展開からオチまではすでに聞いていたのでさして驚きもなく、淡々の見続ける。
十話がテンションMAXかな。
最終回は、まあそうだろうよという〆。
日本人大好きな自己犠牲。
ハリウッド映画なら、よくわからない町中に人間皆出てきてまどか賞賛の嵐の中消えていくのだろうけど、日本では人知れず大きな犠牲で皆を助けるのが美徳のようで。かの宇宙戦艦ヤマトから何も変わってない王道中の王道。

展開を知らなければドハマリしただろうか?と自問するが、さにあらず。
最近大好きな大河ドラマは、ほとんどが結末が知られている歴史もの。信長は本能寺で果てるし、光秀は竹槍で刺されるし、秀吉は秀頼のみを案じて死ぬ。そこに至る経緯もわかっている。でもおもしろいものは、掛け値なしにおもしろい。それは展開や演出がすばらしいから。

極した親しい筋、それもほぼ同年代でも大絶賛している「まどかマギカ」。
なのに何で僕は手放しで喜べないのだろうか。

答えは簡単。
演出が苦手だから。

作劇はたしかにおもしろい。
王道キャラを散りばめていて、おとぎ話ややり直しループ世界を取り入れてて、つまらないわけがない。
何しろ主人公は最後の最後まで変身しないし。
悩み続けるウルトラマンや仮面ライダーだったらむかつくけど(あとエヴァのうじうじしたシンジくんとか)、年頃の女の子ならそれもしたり。出てくるのが皆思春期の少女という部分に意味がある設定というのが、なにより驚いた部分だったし。

だけど、演出がいや。

ネット上のまとめサイトで画面に散りばめられた謎を解き明かすなんてのがあったけど、ようはそういうこと。
一時停止前提で作られている。
これは僕らが育ったビデオではここまでの解析はできないから、今のデジタル世代ゆえのアプローチ。
ようするに作劇を一度見ただけじゃわからないし、止めて見てもわからないヤツにはわからない。
昔はお遊びでミサイルにたこハイが混じっていたり、ジムが一コマだけイデオンになっていたりとお遊び程度だったけど、今は違う。解析されることが前提の仕込み。
シンメトリーな背景の次に見切れている表札の描写は幾度となく出てくるし、魔法少女の女の子の一人は常に何か食べている。きっとこれらにも込められた意味はあるのだろうが、劇中でそれは明かされない。
それでいて、あからさまにわかる死亡フラグ。
三話で死ぬことは知っていたからではなく、明らかに一話二話では見せなかった性格が出てきたと思ったら、案の定死んだ。「もう一人じゃない!」は「もうじき死にます!」ともはや同義語。
wikiで読んで「あぁそうなんだ」とわかったのだけど、弾を撃ち尽くしていたから反撃できなかったらしいのだけど、その描写を僕は感じられなかった。読解力と想像力が落ちているのか…。

かくのごとく、妙にかっこつけた画面演出(思わせぶりなシンメトリーな背景やコンテンポラリーアート風な世界設定。もっとも僕はモンティパイソンと村上隆のカイカイキキにしか見えなかったけど)のわりに、肝心な伝えてほしい描写が欠落しているように感じてしまったというのが、ドハマリできなかった理由。

あ、キュゥベイの淡々としたしゃべりがよかった。
あれはやはりファウストのメフィスト・フェレスだよな。
必要以上に距離を縮めてこない芝居は見事でした。
【2011/08/15 22:01 】 | たわいもない日記 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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