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演出ばかりに目が行くようになった
8/16(火) 酷暑(35度。中野)

昔はこうじゃなかった。
例えばアニメなら「作画がキレイ」であり「いいシーンだ」で済んでいた。
ドラマや映画でもそれは同じ。
別に画面のレイアウトやそれにともなう演出など、よほど奇抜なもの(金田一シリーズの市川崑のめまぐるしいカットの応酬とか実相寺アングルなど)以外はそれほど気にしていなかったというのに。
それがいつの頃からか構図をとにかく気にするようになってしまった。
いや、正直に言えばきっかけは鉄拳6のムービーが「なぜCGのデキはスゴイのに安っぽく見えるのか?」を全カット考察するために見続けたことによる。
その結果、画面ど真ん中構図は素人のスナップ写真と同じであると知り、ほんの些細な寸劇でも画面の右か左どちらかに必ず寄せている実写映像に気付く。
その情報が入ってしまうと、次は好きで見ている作品の中に「なんでこれはドラマチックに見えるんだろうか?」なんていうカットがあると、どうにも止まらない。
そしてそれは演出家が決めている(あとはカメラマン)とわかると、したり顔で「この演出はいい」となるのは必定。

最近見た中でとくに感銘を受けたのがおんな太閤記の第10話「小谷落城」だった。
お家のため信長とは袂を分かつ決心をした浅井長政とお市の方のシーン。長政は風間杜夫、お市の方は夏目雅子。
長政の決意をただ黙って聞くお市の方というシーンなのだけど、しゃべっている方を映さず、聞いている側のアップを捉えているのよ。
市に対して決意を話す風間杜夫は一切映らず、ただひたすら夏目雅子がぬかれている。
セリフはないから、完全にたたずまいと目の芝居のみ。
逆に市がそれに答えて話し始めると、今度は風間杜夫のみが映る。
ようは聞き手を映していて、セリフは音として聞こえてくる。

なんという演出か!と思った。
これは役者の芝居の力量がないと成り立たない。
昔の大河、こんな主役以外の部分でも気合いは入りまくりである。

このしゃべっている側を映さず聞く側のリアクションをぬくショットは、微妙な表情を出せる役者でなければどうあっても無理で、アニメは当然のこと、CGムービーでもまずもって不可能な演出。
しかも役者がよくなければ、ただの神妙なあほ面にセリフがかかっているだけになるから、完全に演者を選ぶ。
若かりし風間杜夫はやや肩に力の入った芝居だったけど、これが若武者の雰囲気にピッタリ。
そして夏目雅子は感情があまり表に出ない悲劇の人、お市の方を見事に演じていて、ついでに超絶美しい。

ただ、この手の「この演出はサイコーだよ」というのはマニアをこじらせたようなもので、非常にやっかい。
単なる批評家で、純粋に作劇を楽しめないおそれを存分に秘めているおかげで、昨日見た各方面大絶賛の「まどかマギカ」もいまひとつ乗りきれなかったわけで…。

因果なものである…。
【2011/08/16 23:52 】 | たわいもない日記 | コメント(2) | トラックバック(0) |
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コメント

演出と言えば?ナレーションだけならボトムズのTV版予告編がいい味出してますよ。
あれを越える奴は正直無いと思います。欠点は時々間違いがあること位かな。
【2011/08/17 11:31】| URL | アウ助 #-[ 編集] |

高校時代に激ハマリして、本放送を3クールからベータのビデオで撮ってあるわたくしに、よもやのボトムズネタで来るとは!ちなみに1,2クールは初再放送で撮りましたが、第一話だけ気付いたらやっていて友人のダビングもの。
予告編って、来週へのワクワク感を出すための最高なツールなので、アニメに限らずいいのが多いですね。しかも予告を「あえて見せない」秘密主義もできますし。
でも逆に見せすぎてネタバレしちゃうのは本末転倒かと。
【2011/08/17 23:00】| URL | 1ロヨ #-[ 編集] |
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