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砂の器 二夜連続スペシャル
9/11(日) 晴れ(32度。中野)

やはりというか案の定ハンセン病は使わなかった。
別に業病にこだわるわけではないのだけど(僕も含め、差別による絶望感はよくわからないと思うし)、それが殺人事件のえん罪ではいささか動機が弱すぎる。
それとも戦前はそうだったのか?

数年前にやった中居くん版現代劇アレンジの連続ドラマの最終話で泣いた口なので、今回の取り調べ落としのシーンは「これは泣けないなあ」でした。
中居版は津山の三十人殺し風を取り入れて、いわば逃亡犯なわけで、だからこそ息子と引き離されるのも合点がいく。
最初に和賀英良が殺人を犯すシーンも衝動的な部分をピックアップしていて、後追いで映画版や原作を読んでも、中居版の印象が強すぎてあまり入り込めなかったくらい。
ようはそれほどひいきなドラマだったので、今回がどれだけ原作をアレンジして感涙させてくれるかと期待してたのだけど…。

自殺した女の子のくだりや、なぜか都合よく死産して失血死するホステス(DVを受けたッぽいセリフがあったけど解明はされず)とか、ご都合主義的に散りばめられつつ、中途半端に原作セリフを使うもんだから「まさか超音波兵器が!?」と色めきだつも、当然のごとくスルー。まぁ、名作と言われる映画版もあのトンデモ部分はオミットしているから、最初に原作読んだとき「なんじゃ、これ?」ととまどったもんです。

その映画版のハンセン病差別のくだりが映像として強烈なので、その印象ばかりが先だっているけど、実際の原作ではほんの数行。業病としか書かれていないし、時代背景を知らないと「なんで?」となる。

様々な事情でハンセン病を描けないのならば、親子が流浪する動機、そして離ればなれにならざるを得ない、さらには別人として生きなければならない強烈な動機づけがないと、作劇に没入できない。
そういった意味で、映画版のファンには不評な中居版の30人殺しは、30人殺さざるを得ない村八分の描写と相まって僕としては涙なしでは見られなかった。もちろん名優原田芳雄の芝居もすばらしかったし。

というわけで、昨夜の「これはけっこういけるんじゃないか?」の期待が見事に裏切られて、なんだか尻つぼみで拍子抜けした二夜連続のスペシャル版でした。

テーマ:テレビドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

【2011/09/12 00:07 】 | ドラマとかテレビとか | コメント(0) | トラックバック(0) |
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