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ホテル・ルワンダ
2/4(土) 晴れ(寒さ際だつ)

昨年末、就職を果たした元塾生が遊びに来てくれた本日土曜。
業界の方の個別指導も復活し(ようやく仕事が一山越えたそうです)、なんとなく活気のある日中をへて、夜は先日の口直しをかねて渋谷まで足を伸ばしました。

102席というミニシアターが連日満員になり、すこぶる評判のいい「ホテル・ルワンダ」。
実は帰宅後ムービーウォーカー(映画のサイトです)で投票する際、上映館を見ると、なんと本日よりユナイテッドとしまえんでやってるじゃないですか!
あまりに小さな劇場なので、目の前のおっさんの頭が邪魔で字幕の後半部分が見えず、なかばヒヤリングに頼らざるを得なかった身としては、予告編の魅力的な映画オンパレードを差し引いてようやくゼロになるくらい。
半日気付くのが早ければ、としまえんにしました…。
もっともこの巨漢の後ろに座った人は、もっと見づらかったに違いないですが。

ルワンダの大虐殺をテーマにした映画ですが、恥ずかしいことにこの事実をわたしはこの映画を知るまで知りませんでした。
二つの部族による長きにわたる民族問題により100万からの人が犠牲になったにもかかわらず、です。
それだけ日本での報道は対岸の火事ですらなく、「アフリカの場所も知らないようなところで起きた事件」的あつかいだったに違いありません。

それにしてもこの大虐殺にはフツ族とツチ族という、我々東洋人から見たらいったいどこが違うのかわからない二つの部族の一方が徹底的にもう片方を殺しまくるのですが、劇中にこんなセリフがあります。
「フツ族とツチ族はどうやって見分けるんだ?」
「少し背が高く、ハダの色が薄いのがツチ族だと言われている」
それを聞いたテレビクルーは、すぐ隣にいる女性二人を見て(それぞれ別の部族)首を傾げる。
…というように、実際の所IDカード(身分証に部族名が書かれている)を見ないと現地の人にもわからないのに、虐殺は起こったんです。

映画の内容はとにかく重いの一言ですが、役者が芝居をしている雰囲気は微塵もありませんでした。
それくらいの空気感があり、リアルそのものです。
主演のドン・チードルはけっしてスーパーマンではなく、小市民として多くのツチ族難民を救います(事実を元にした話なので、主人公は実在します)。
アフリカ版シンドラーのリストと言われていますが、虐殺は軍隊主導によるものではありません。もちろんホロコーストは許し難い事象ですが「命令されて」ではなく、「煽動された」民兵や市民がマチューテ(ナタ)で武装し隣人を襲うさまは、まさに狂気としか言いようがありません。
そんな狂気を相手にホテルマンの主人公は多くの難民を抱え、結果的に生き抜くのです。
身だしなみを気にし常にスーツにネクタイだった彼が、次第にネクタイが外れ、顔は無精ひげに覆われる。
そんな流れを見るだけで、状況説明が無くても主人公の置かれた立場がどんどん悪いものになっているのがわかります。
どんな戦場でも艶やかな髪やきれいな顔でいる邦画の役者に、ホント見習ってほしいものです(北の零年の吉永小百合は、なぜに雪原でもあんなにきれいなハダなのでしょう…)。

122分張りつめた重い空気ですが、とてもいい映画でした。

それから前述の鑑賞にはやや難のある映画館でしたが、予告編はどれもおもしろそうで、特にスペインのおバカ映画「モルダレロとフィレモン」は「少林サッカー」の予告を見たときの衝撃が蘇るほど。今春公開が待ち遠しいです。これは必見です! ダマされたと思って、わたしと渋谷Nシアターに行きましょう。

テーマ:ホテル・ルワンダ - ジャンル:映画

【2006/02/04 01:35 】 | 映画鑑賞記 | コメント(3) | トラックバック(0) |
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コメント

ルワンダの虐殺事件ってたしか、ラジオだかなんだかで扇動されて起きた事件じゃありませんでしたっけ?

昔、テレビで見た記憶があるような。
【2006/02/05 13:08】| URL | 御影 #-[ 編集] |

<「煽動された」民兵や市民
関東大震災の時に起きた虐殺を真っ先に思い浮かべました。
ある意味、どこでも起こりうる狂気じゃないかと……パニックって恐ろしい。
【2006/02/05 13:51】| URL | Me262 #ZJmJft5I[ 編集] |
なんと
>御影(ダーオカ)さん

なんと、ご存じでしたか!
そうです、ラジオでひたすら「ツチ族はゴキブリだ。殺してしまえ」と煽動し、結果隣人にすら刃を向ける狂気の沙汰になったようです。
映画の中には残酷描写は一切ないのですが、実際は相当ひどい有様だったであろうことは100万人の犠牲者の数でわかりますよね…。
おそらく今の日本の場合、2の字のサイトの祭のような煽動でもあっさりと乗せられてしまうほどですから、ルワンダのこの事件はまったく他人事には思えません。
事件を知っているなら、上映館も増えた(2/3までは東京は渋谷のみだったけど、2/4から練馬のとしまえん、有楽町での公開された)のでぜひ見てください。

>Me262(ボス)さん
映画を見る限り、パニックというより、積年の恨みを植え込まれた部族が総ヒステリー状態になり、それを煽動したのがラジオというメディアだった…という印象でした。
前述した部分と被りますが、今の若者ならさながらネットの情報をうのみにして突っ走るのと同等かと。
中国しかり韓国しかり、そして日本しかりで、まさしくどこの国でも起こりうる惨劇ですが、ルワンダ事件の場合、先進国が「アフリカだから」といって一切虐殺に対して介入していかなかった点があるようです。
機会があれば、ぜひ見てほしい映画です(川崎のチネチッタでやっていますよ)。
【2006/02/06 00:16】| URL | maruzoo #-[ 編集] |
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