無常
3/23(金) 雨(9度くらい)

半年に一度の親孝行。
お袋が今回はお彼岸あわせでの帰京。
月曜にすでに僕個人はお参りにいった祖父祖母の菩提寺へと向かう。
冷たい雨の中、くだんの池(中野区の名所のひとつ、石臼を積み上げたもの)ではすでにオタマジャクシが孵っていた。
ふと見ると大人のヒキガエルが、その石臼の池の一つで泳いでいる。
しかしいささか様子がおかしい。
水面が臼よりもわずかに下がっているため、上がれないようだ。
アマガエルやトノサマガエル(東京ではダルマガエル)なら身体も軽いし、水の生活にも長けているが、ヒキガエルはそうはいかない。
懸命に泳いでいるが、上がれる気配がない。
そうこうしているうちに身体が傾いて、今にも沈みそう。
池には当然柵があるので、手は届かない。傘をさしのべても相手はカエルだ。握れるわけがない。
逡巡するまもなく、どこかに入り口があるはずだと池の裏手に回ると、あった。
かんぬきには鍵もなく、すぐに池の敷地内へ。
石臼を積み上げた池ゆえ、バランスを取るのも難しいが、なんとか救い出す。
しかし身体はすっかり冷え切り、手の中で小さくなってしまった(たぶん人間の体温が温かくて気持ちが良かったのだろう)。
とりあえず雨の当たらない灌木のそばに下ろす。
なにげなく背後を見ると、先ほどとは別の石臼にもいた。
二匹がもつれ合っている。
すぐに一匹救うが、これがけっこう元気。さきほどのカエルのそばに置いて、もう一匹をと石臼を見るといない。
ジャンプして自力で出たのか?
いや、力尽きて沈んだに違いない。
水が濁っているためわからないが、となりの石臼には同じく力尽きて骸になって沈んでいるものがいた。

産卵も済んで、おたまじゃくしも孵っているのに、ガマ合戦の第二弾ということで出てきた若いカエルたちなのかもしれない。
昨日は確かに暖かかったが、今日は一転寒く、水はさらに冷たい。
決死の覚悟だ。

救えなかった一匹を思うと、本当にやりきれない。
なぜ両方一度に掴まなかったのか。
悔やんでも悔やみきれない。

そういえばヒキガエルはそのビジュアルから触りたくないカエルなのだけど、最近はまるで気にならなくなった。
せんだってのロードキルされたときもそうだけど、緊急事態だと人間肝が据わる。
【2012/03/24 00:44 】 | たわいもない日記 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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