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カラスの親指
12/1(土) 晴れ(11度)

映画の日。
ただどうにも自分の場合、午前中から見に行かないと、腰が重くて特に夕方にわざわざ劇場まで足を運びたいと思わなくなってしまう。
まさに今日はそんな日。
「悪の教典」を見ようかと思ったものの、午前中のBS「純と愛」のまとめ放送を見ていたら間に合わなくなり、次の回が夕方で一気に冷めてしまった。
それになんかスッキリと痛快なものが見たい。
そこでホームたるユナイテッドシネマとしまえんではスーパーレイトショー扱いになってしまう(23時から始まって終わるのが25時!)ため、別の東武練馬のワーナーマイカルを調べてみたらバッチリ。
というわけで、車飛ばして見に行ってきたと。

原作を知らない(読んでない)ため、存分にその話の転がり方を楽しめて、最後にタイトルの意味を知るに至りさらに満足度プラス。
標準語がちょっとつたない村上ショージも元来僕自身がひょうきん族以来のファンということもあるのかもしれないが、それほど気にすることもなくむしろ不器用なおじさんの味が出ていて良かったし、なにより石原さとみがエンドロール見るまでわからないほどのカメレオン女優ですばらしかった。
また能年玲奈という初めて見る女優さんが主演の女の子だったのだけどこの子もすばらしく、少女特有のはかなさが存分に出ていた。
さらに石原さとみのカレシ役の小柳友。これが実にひょうひょうとした好青年で、阿部寛含む主人公チームは抜群のキャラクター性を持っていた。

それはちょい役で出てくる役者や芸人にも言えて、シーンは少なくとも印象に残る配役ばかりだった。

原作の醍醐味がどんでん返しにあり、それの映像化ということは、原作から映画を見に来た人たちというのはある意味往年の名作「スティング」の結末を知っているような状態で別に作られた「スティング」(そんなものは実際にはないけど)を見るようなものだと思う。

ようは忠実になぞるだけでは、映画が原作の復習にすぎない。ようは映像化の答え合わせ。
もちろん文字で成り立っていた部分はおのおのの思い描く画があるわけで、それの最大公約数を監督が作れば不満はないけどおもしろみはないし、監督独自の切り口だと「こんなんXX(原作名)じゃない」と突っぱねられる。
すべてを再現するのはどだい不可能だし、当然流れのどこかは削るだろうし、逆に文章では一行で済むものもディテールを重ねないと再現できないものは描写を増やさないとならない。

さらには原作を読んだ人にも映画を楽しませようとすると、換骨奪胎とまでは行かなくても骨子は同じでも肉の部分で変えてくる。

本作がそれに当たるのか、はたまた映像化する上で印象の弱い部分を映画用に変えたのかもしれない。

原作未読の僕は十二分に楽しめた。
しかし原作を読んで、その映像化を期待していた人にはよけいな混乱を招くシーンがあったようで、結果的によくわからなくなって「なんでそのまま映像化しなかったんだ!」と憤慨する。

僕は原作が小説の場合、特に映像的な描き方が決まってないため、それこそ原作もおもしろい、映画もおもしろいたりうるには映像化の際にある程度の換骨奪胎は必要で、ただなぞっただけの映像化には異を唱えたい人だ。
それこそザック・スナイダー監督の「ウォッチメン」のごとく、コマ割のそのまんまのレイアウトで映像化してしまうという力業も存在するが、映像作家としてはやはり元とは違う自分なりの解釈、構図、アプローチはあってしかるべき。

ともあれ、原作ファンには評価が思わしくなく、未読にとってはドキドキハラハラ、最後にスッキリさせてくれる本作は間違いなく傑作。
僕は後者でラッキーだった。

テーマ:最近見た映画 - ジャンル:映画

【2012/12/02 22:49 】 | 映画鑑賞記 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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