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パシフィック・リム
8/15(木) 晴れ(35度)

ずいぶん以前に映画誌でギレルモ・デル・トロが怪獣とロボットの熱いバトル映画を撮っているという話しを目にしていたが、スチールを見てもトランスフォーマーのようにガチャガチャとめまぐるしいCGバトルなのでは?という不安がぬぐいきれず、公開初日には行かなかった(もっとも公開日には夏風邪をひいていてそれどころではなかったのだけど)。
また芦田愛菜がオトナ顔負けの泣き芝居でハリウッドデビューとか、菊池凜子の名前が聞こえてくるばかりで、肝心の映画の内容がまるで見えてこない。
もっともしきりに繰り返されるCMはあえてシャットアウトしていたし、予告編も最近映画館に足を運んでいないため未見。
せいぜい芦田愛菜の泣きながら怪獣から逃げているシーンを見た程度。
もっとも見た人の感想は割と興奮気味なのでちょっとばかりは期待して、思い切って奮発しIMAX字幕での鑑賞。
なにげに他の3D映画と同じく2.2kならIMAXの方がお得だし。

ただ座席が失敗した。
普段通り前の方で見たため、身体を突き抜けるすばらしい音響はよいのだけど、画面が大きすぎて絵の情報量を処理できない!
そうIMAXは、比較的後方で見ないといけないのだった…。

まだ数回しか見ていないが、IMAXでもっともその3D効果があるのはOPのIMAXで上映しますよムービー。眩暈がするほど飛び出してくるため、これから上映される本編にも否応なく期待してしまうのだけど、実際は奥行きがある程度。
予告編の「マン・オブ・スティール」は、当然のことながら高速移動バトルなので、まったく3D効果が得られない。スーパーマンが早すぎるのだ。
その点「パシフィック・リム」のイェーガー(あの世界でのロボットの呼称)は動きが重く、そこまでめまぐるしい動きにはならないだろうから大丈夫かなと思っていたのだけど、相手の怪獣が早いので同じだった…。

というわけで結論から言えば、画面の奥行きや手前感はあるけども、画面の情報量やカメラワーク、カットの切り返しなどをちゃんと捉えるのならば2D字幕版がオススメ。
なにより飛び出す字幕が鬱陶しすぎる。さりとてヒヤリングできるわけもなく、あまつさえ吹き替えなど問題外だし。

肝心の内容はといえば、のっけのつかみからガツンとやられて、あとは気付けば二時間超えてた。
怪獣もので育ってきた我々日本人の、それも少々こじれてしまった人たちが見たかった怪獣映画。
いや、わかりやすい王道展開なので一般層も存分に楽しめるはず。

とにかくサイコーにエキサイティングな怪獣映画だった。
見終わった瞬間「2D上映版も続けて見ていこうかな」の衝動を抑えるのが大変だったくらい。
金曜日だとシネコンの会員特典1kで見られるので確実にハシゴしたし、絶対にもう一度見に行く。

こんな映画に限ってパンフや豪華本は売り切れ。そうそうに三倍以上のプレ値がついている始末。

エヴァ以降、うじうじとした主人公が悩みながら戦うがデフォルト(実際はガンダムのアムロからだろうけど、あれは早々に悩みを乗り越えてくれたので)になって、熱い展開になってもいまひとつ温度が低めだったが「パシフィック・リム」は違う。
おなじみのシークエンスの乱れうちだけど、イチイチ燃える。
そうこなくっちゃ!と手を叩きたくなる。

中でも菊池凜子扮するマコとのカンフーバトル。これが文字情報やスチールからでは「どーせマトリックスみたいな格好はつけていてもしょっぱい動きで興ざめするんでしょ」とタカをくくっていたのだけど、これがもうしびれる! かっこいいし、セクシー!
ショートボブに黒のタンクトップだけで合格点なのに。
司令官に対してきわめて従順なのはエヴァオマージュなのかと思えば、それよりもっと昔の王道ロボットアニメのアプローチで、これがもう本当に泣かせる。特にラストバトルのマコの司令官へのセリフはたった一言で二人の関係性を見事に言い表していて、個人的にここも慟哭ポイント。

そして芦田愛菜。
正直あのこはプロ意識が高すぎて、子役としてのかわいげが無く好きではなかったのだけど、あのシーンでは慟哭がおさえられなかった。3Dメガネなかったら泣いていたよ。それくらい怖いし、臨場感がハンパなかった。
惜しむらくは車のナンバープレートが日本のものではないため「ここはアジアの都市?」と思えてしまうこと。※舞台は東京で、看板などはすべて日本語表記。
スタッフで誰も気付かなかったのか、残念である…。
大好きな映画の一本「ラスト・サムライ」でも、ロケ地がNZのため、冒頭森の中から現れる騎馬の震え上がるほどのかっこいいシーンで、日本の森には自生しない大型シダ植物を気にしてしまうと、それだけで興ざめしてしまうのと一緒。もっとも植物はすべて刈り取ることできないけど、ナンバープレートは誰かが気付けば、もしくはCGで書き換えるとか出来たであろうに。

ま、そんなことは些細なミスなので、物語の進行や印象に影響は皆無なんですけどね。
あと菊池凜子の日本語がつたない(英語はぺらぺら)なのも一瞬「あれ?」と思うけど、物語をしっかり追ってそこに流れるバックボーンを感じることが出来れば、むしろ意図的だったことに気付く。

そういえば豪州代表のチームが、当たり前だけど豪州なまりだったのがヒヤリングできて、ちょっとうれしかった。
でも、その豪州代表の息子と主人公の顔が今ひとつ顔認識できて無くて、あれどっちだっけ?となってしまったのはあまりにふがいない。
それにしても向こうのロボットパイロットは皆肩幅尋常じゃなく強そうなタフネス。
あのパイロットスーツもかっこいいし、イェーガーはサビサビだし、怪獣はむやみに口の中が発光してるし、どれを取ってもいうことなし!

なによりラストシーンがよかった。
ハリウッド映画だったら絶対するおきまりをあえてせず、そこにとどめた監督に乾杯。

それにしてもどうやって撮影したのかメイキングが見てみたい。
ほとんどCGなんだろうけど、そんなことはどーでもいいほどのド迫力と熱すぎる展開。

日本人のクリエイターたちが昭和の昔に忘れてきたものを、ここまでストレートに見せられるとは。
かつてロボットものではB級だけど「ロボジョックス」という映画があって、このロボットの巨大なスケール感とか特撮大国日本では逆立ちしても生み出せないアプローチだった。

今回の「パシフィック・リム」ショックによって、日本のクリエイティブシーンが揺らいでくれることを切に望む。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2013/08/15 22:51 】 | 映画鑑賞記 | コメント(1) | トラックバック(0) |
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コメント

こちらから失礼します。
ファイスブックからの祝いメッセージありがとうございます!
本当にフェイスブックは登録しているだけに近いもので、メッセージに気づくのが遅れました、すみません…。

自分も本日3Dでパシフィック・リムいってきましたが、数年ぶりに映画館で観たこともあって大変楽しめました!
(ちなみに地方なので吹き替えしかやっておらず、先生のように字幕で苦労することはありませんでした(^_^;))

浅い知識しかなく多くは語れませんが…基本常に劣勢なんで緊張感が半端じゃなかったですね。見応えがあり、次は字幕で見ようと思います!

…まぁ買うかレンタルしかないですね…。

【2013/08/16 00:00】| URL | 無礼堂 #-[ 編集] |
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