イントゥ・ザ・ストーム
8/28(木曜) 曇り時々雨(23.2度 14:07計測)

夏休みのせいか9時前から映画がやっていることに気付き、さらには会員更新で一本1kで見られるクーポンの期限が今月末。
ということで「るろうに剣心」か、とにかくど派手な印象しかないひょっとしたら2012のようなトンデモ映画かもしれない「イントゥ・ザ・ストーム」のどちらかにしようとするも「るろうに剣心」はなんと8時半からで間に合わず。

まぁ劇場のデカイスクリーンで、たまにはデザスタームービーもいいだろう。
しかし予告が始まっている時間に到着したものの、観客は10人足らずでガラガラ。
有名な俳優も出てなければ、監督も知らない。
ネタは竜巻のデザスターだから、この入りはしかたないか。

ハズレを掴んだかもしれないと思いつつ、事前に全く情報を入れてなかった(レビュー等も一切見ていない)し、せいぜいチラ見したテレビの予告くらい。
さてどうなるのだろう?と期待少し不安半分以上で見始める。

しかしだ。
冒頭のシーンで見事につかまれた。
POV形式(完全にではない)を取り入れていて、とにかく臨場感がハンパない。
天候がいきなり崩れ、雹が降ってくるシーンで「もしかするとこの映画、すごくアタリだったのでは?」とおもうようになる。

とにかくリアルなのだ。

映像としてももちろんなのだけど、おそらくメジャーじゃ無いテレビ俳優たちが出ているためスター性がまったく無く、誰がいつ死んでしまうか予測もつかない。
なにしろ眼前に竜巻が出現し、それが迫ってくるのだから。

屋内に逃げ込めば容易にやり過ごせるだろうと思っても、その荒れ狂う風雨に人々が翻弄されまくる。

これ、体感型映画だわ。
より臨場感のあるIMAXでなんで上映しないんだ!

といってもスター出てないから無理か…。

気象のプロとしてストームチェイサーチームにいる女性が「プリズンブレイク」や「ウォーキングデッド」の女優さんだということがかろうじてわかるくらい。
でもだからこそのリアルなのかもしれないけど。
名だたる女優さんだったら「このひと、絶対死なないんでしょ」とうがった見方をしてしまうし。
その最たる例が無敵の家族の逃避行、犬さえ死なない「2012」だった。

そしてなによりストーリー展開がいい。
たしかにベタなドラマで、ハリウッドモノの定番たる家族愛がやはりここでも猛威を振るっているが、正直2014版ゴジラよりもよっぽど展開がよかった。
本当に死んじゃうんじゃないか?とハラハラし、無事をスクリーンの人物と一緒に喜ぶ一体感。

たしかに竜巻はゴジラのような個性はないし、思い入れも皆無。
しかしそこじゃない。

この映画、すさまじい破壊は起こるが、驚くほど人が死なない。
いや、正確には甚大な被害が出ているから死傷者は出ているのだろうけど、劇中の死にはキチンと意味がある。
演出の一つとしてモブが死にまくる映画とはまったく違うため、だからこそ画面に映っている面々がどうなってしまうのか気が気でならない。
死亡フラグは立てまくりだし、目の前には巨大竜巻だし、死んじゃうんじゃないの?と。

それに加え圧巻の竜巻被害シーン。
根こそぎ吹き飛ばしていくさまが克明に描かれ、でもその進路から少しずれていると全くの無傷(飛んできたものでの被害はあるけど)。

序盤、学校を竜巻が襲うのだけど、過ぎ去ったあと駐車場を見ると無残にひっくり返ったスクールバスと無傷のバスがいて、それがご都合主義ではないリアリティを持たせていた。
それは昨今、我が国でも竜巻被害があって、その通り道からわずかでもそれているとまるで無傷であるという情報がインプットされているから。

ちなみにいかにもアメリカンなおバカな命知らずのyoutuberが出てくるのだけど、このあたりも妙にリアリティがあってよかった。
気象のプロの女性は離れた娘とスカイプやっているし。

思わぬ拾いもので、もう一度くらい劇場で見ておきたいそんな作品。
いくら家のテレビが大きくなっても、あの轟音とデザスターシーンはスクリーンじゃないと味わえない。

2014版ゴジラより、よっぽど手に汗握って、二回ほどうるっときた。
家族愛が悪いんじゃない。
その描き方、当該家族だけが無傷で、周りが死にまくるのがつまらなくさせているんだ!
【2014/08/28 20:17 】 | 映画鑑賞記 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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