天使のナイフ
9/9(金)天気 晴れ(だいぶ涼しいが湿度は高い)

なにげに毎年気にしている乱歩賞の受賞作。
あらすじを見聞きして琴線に触れれば、すぐさま買い求め読破してます。

今回、第51回乱歩賞受賞作「天使のナイフ 薬丸岳」
少年犯罪をモチーフとしたテーマは、まさしく琴線触れまくり。
7月の受賞なのに、今の今まで知らなかったのは、ひとえにわたしのアンテナが錆びていたに他ならない…。
昨日たまたま耳にしたラジオの一文にもはや居ても立ってもいられず、本日久しぶりの面接後に新宿は紀伊国屋で購入。
午後一に横浜(先週の続き)で数年ぶりの面接と打ち合わせのコンボ(3時間超過コースながら契約には至らず…)で、わりとヘトヘトにもかかわらず、遅くとった昼食(しかも中華の食べ放題)が幸いして、途中「ドラゴン桜」にあいかわらず感激しつつも、一気に読破しました。

なにしろモチーフがモチーフだけに最初から興味津々で読み始めたのですが、しおりを挟むのももどかしいくらいにグイグイと引きつける内容と先の気になる展開に、もう耳が真っ赤になるほど興奮しまして。
なにげない描写が実は重要な複線、なんてのはよくあるそれこそ常套手段なのですが、これがとにかく気持ちいい。
映像系では味わえない、小説ならではの「気になる箇所に戻ってもう一度読む」ことの楽しさ。
もう充分すぎるほど堪能しました。

内容的には、けっしてエンターテイメントなものではなく、そこには現代社会の病巣とも言うべき部分が双方の観点から描かれています。
こういったモチーフの場合、どうしても作者が『どちらか寄り』で激しく文中で語らせてしまいがち(昨今流行の福井なにがしが必ずやりますね)ですが、根幹部分はあくまで読者にゆだねるあたりにとても好感が持てました。
おしつけの正義も、どうすることもできない社会の無情もない。
もうこれは読んで感じるしかない。

久しぶりに読んだ小説も当たりでした。
内容には特に触れませんが、これはオススメです。
特に少年犯罪に興味がある人には是非!

テーマ:読書 - ジャンル:小説・文学

【2005/09/09 02:28 】 | 本関係 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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