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処刑列車
9/12(月)深夜 天気 雨(外は涼しく室内は蒸す)

約3時間かけて読破、まだ読後の鮮度が落ちないうちに書き記すとします。
でないと、腹の虫が治まらない

読むんじゃなかった。
買うんじゃなかった。
この作者の本は、今後一切読むことはないだろう。

ただ人それぞれ趣味嗜好があるので、単純に私がこの手のタイプがダメなだけです。
ネットでタイトルを検索すれば絶賛している方もいますし、そのように内容の深部まで共鳴できることがある意味うらやましい。

ただ、私は「のろい」や「超自然的」など意志が明確に見えづらい不条理ホラーは、どうにもアカンのです。
あ、そうは言っても「リング」の原作は夢中になって読んだクチですから、実際の理由はもっと別のところにあるんですけど。

「オチ」がない。

「リング」以降Jホラーが低予算で観客動員が見込めると言うことでずいぶんと作られました。
ただ「リング」の「貞子」のような一見すると不条理殺戮キャラクター(しかし原作にはそれに至る経緯が書かれているので、さほど不条理さは感じられない)ばかりがピックアップされ、あたかもジェイソンやフレディと同等に「第2の貞子」もしくは不条理な呪いものばかりです。
大ヒットした「呪怨」もそう。
あの白塗りの子供はたしかにビジュアル的にコワイですが、キャラクターにバックグラウンドがないとなじめない私には、気味の悪い思いをしてまで見続けたいとは思わない。
ましてや、アメリカ映画の不条理殺戮キャラクターはたとえ続編がでようが、きっちりその作品の中で倒されます。
ゴジラにせよ、貞子にせよ、なぜに日本の作品は、強力で残酷無比な怪物がそのまま野放しになってOkayなのでしょう(もっともハリウッド映画は、街がひとつ消滅しても主人公と恋人が助かれば笑顔でめでたしめでたしなお気楽さがありますが)。

というわけで、どうやらオチを付けないのはJホラーの伝統らしい。
それを小説でやってくれたのが、この「処刑列車」です。

それを差し引いても、登場キャラクターの人間性が薄すぎる。
文体が切れ切れで読みづらい。
セリフは等しく絶叫系で、「ふざけんなよっ!」などの「っ」と「!」ばかり。
復讐者の少年少女の双子と老人の語り口が同じで、個性がない。
投げっぱなしのエピソード(しかもきわめて不愉快)が目立つ。
乗客が撃たれる描写がずっと同じ(飽きます)。
降ってわいたキャラクターが1エピソード登場して、それっきり。
700人の乗客がいるように読みとれないのは描写不足でしょう。

3時間かけて読むものではないけど、複数日かけるほうがもっとむなしいので、なんとか読み終えましたがまるで打ち切りの作品のようでした(最初は被害者のバックボーンを饒舌に語っていたのに、途中から一切無くなって「これって作者が飽きたのかな?」としか思えませんでした)。

大石 圭。
たぶんもう二度と彼の小説は読まないと思います。
それくらい、私の嗜好性にあいませんでした。
残念です。
選挙速報見ないで読んだのに…。

テーマ:ホラー - ジャンル:小説・文学

【2005/09/12 01:26 】 | 本関係 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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