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シン・ゴジラ二回目
9/2(金曜) 晴れ(31.3度)

初日に見て以来、ずっと二回目を見に行きたいと思おうも、夏休みや異例の大ヒットで盆休みは大入り満員で行けず、それが終わっても仕事の関係上なかなか平日昼間に行くことままならず。
フリーランスなんだから、そのあたり自由に時間調整できそうなものだが、仕事をほったらかして二時間、いや往復の移動時間を含めたら三時間あけるのは、どうにも気持ちが落ち着かない。

じゃあ休日やレイトショー行けばよいのだけど、そもそも休日は休日でほかにやりたいこともあるし、日中デジタルワーカーで目を酷使したあとのレイトショーはけっこうキツイ。

気付けば上映からひと月が経っていた。
幸いユナイテッドシネマではIMAXでの再上映が始まり、しばらくは終了しないだろう。

普段はやらない時間まで、昨日は仕事して今日の午前中に終わらせることが出来れば、なんとか午後15時の回に行けるかもしれない。
もっともその午前中、というか昼前の一時間は六月中旬より英会話教室に通っている関係上、あまり時間がない。

それゆえ、ほとんど仕上げる寸前まで昨夜がんばり、あとは残りの細かい部分の調整をなんとか仕上げる。
そのまま送ってもよかったのだけど、あまりに慌ただしく作ったものなので、そういったものはたいがいポカがある。
ひとまず英会話教室に向かい、今日もカルチャーショックを受けて楽しく終えてから、昼飯を急ぎ食べてからデータを確認。
幸いミスはなかった…と思ったら、非表示のレイヤーがあった。
動作がわかりやすいように、直接動きには関係のない部位は非表示にして作業を進めるのだけど、最終的には当然そのパーツも必要なので表示してないとマズイ。でも往々にして忘れてしまう。

そのままデータを送り、なんとか15時の回には行けそうな感じに。

さすがに平日金曜日15時ということもあって、もっとも大きな箱でも三割程度の客入り。
一応、ユナイテッドシネマでは金曜は会員サービスdayなので、1kで見られるのだけど。
もっともレイトショーもあるし、IMAXも4DXもあるので、リピーターはそっちを見るだろう。

ちょうどど真ん中の席が取れて、左右に人もいない。
これならあの明朝体つるべ落としな表示群も余すところなく見ることが出来るだろう。

内容は当然二回目なので頭には入っている。
もはや呑川を遡上してくる、いつまで経ってもうつぶせでシャイな巨大不明生物に対しても、そんな衝撃はない。

しかしだ。
面白い映画っていうのは、そのファーストインプレッションの画的な衝撃よりも話の運び方にあると、僕は捉えている。

ゆえにシン・ゴジラは中盤までの「まるで本当にそこで起こっているような事象を追う作劇」がとにかく面白い。
話の筋道はとうに知っているのにワクワクする。

立ち上がったゴジラに対して、偵察ヘリが四機対峙するシーンとか、ホント緊迫感あふれる名シーンだ。
やる気満々の女性防衛大臣と、隣に座る自衛隊幕僚のひょうひょうとした雰囲気もいい。

初見では気になったあのエヴァの「デンデンデンデン・デンデン」の曲も、繰り返しサントラを聴き倒していたので、まったく問題なし。またいきなりモノラルになる伊福部音楽も、鎌倉上陸時やヤシオリ作戦での使用楽曲がやはり燃える。

ただ効果音だけは二度目でも気になってしまった。あのガレキ音だけはひかえてほしかったなあ。
いかにも作り物っぽくて安っぽく聞こえちゃう。

それにしても二度目でも十二分に楽しめたし、機会があったらもう一度みたいと思う。

別に謎解きがしたいとか、見逃した描写を確認したいとかではなく、単純に未曾有の危機に対して立ち上がる日本人たち(と言っても市井の民は一切いないけど。むしろそこはバッサリカットしたのがよかったと思う)の姿がとにかくかっこいいんだ。

タバ作戦はやはりあの流れの中で見ると、身震いするほどかっこいい。
まるで歯が立たないのにひたすら攻撃を続行するあのひたむきさ。
一方でいきなりグアムから飛んできて、大挙もままならないのにバンカーバスターを見舞う米軍機。

初見から石原さとみの芝居に対してはまったく気にならなかったクチだけど、あのドアップでむっちり唇を何度も見せつけられると、眠れる男子が目覚めてしまうなあ。

合成の甘い部分は時間をかけてリテイクして(最初の出現時や電車のあのシーンが少々浮き気味)、ソフト化の際には完璧版にしてほしいです。

個人的に好きなのは初上陸時でビルに倒れかかるときの、首に関節が入っていないような着ぐるみ感あふれる倒れ方と、最終決戦で倒れてビルをなぎ倒すところで重みで一度ぐぐっと沈んでからガガッガガッとビルの内部に沈み込んでいくところ。
あの重さ表現とかすごいなあと思ったわ。
【2016/09/02 20:25 】 | 映画鑑賞記 | コメント(0) | トラックバック(0) |
デッドプール
7/4(月曜) 晴れ一時雷雨(34.7度)

ユナイテッドシネマの会員券の更新で、七月いっぱいまで映画一本いつでも千円(もちろん3DやIMAX、4DXはのぞく)が見られるわけなのだけど、例年たいがい行使せずにタイムオーバーになってしまう。
別に見たい映画がないわけではないのだけど、どうも平日のスケジュールが立てづらく(だったら一般社会人みたいに土日に行けという話なのだけど)気付いたら終わっていたというパターン。

現に先日「アイアムアヒーロー」を見に行った際にもらった六月いっぱいまで1200円で見られる券は使いたい映画はあったのに行かずじまい。もったいないことをした。

家にいても暑いし、それならば映画館にでも涼みに行こうと。
「クローバーフィールドレーン」も気になったのだが、レビューが今ひとつ思わしくなく、また密室劇らしいのでスクリーンでなくてもいいかと、アメコミ映画はあまり見ないのだけど「デッドプール」をチョイス。
映画秘宝がくどいまでにプッシュしているのだけど、本当にそこまで面白いのか?と確かめたくなったというのも動機のひとつ。

そもそも初めてデッドプールのデザインを見たのは、何年前の話だろうか?
あからさまにスパイダーマンと記号が重なっていて(赤いスーツにフルフェイスマスクは楕円形の目玉に黒地に白)、いくら何でもこれはいいのかよ?と。
最初、DCのキャラかと思ったら、同じマーブルだという。
コミックの中ではスパイダーマンへのセルフパロディもあるという開き直りっぷりに、興味を持つどころか痛々しさまで感じて、まったく好きになれなかった。
そのうち日本語訳されてコミックも出たけど、一人称が「俺ちゃん」というのも鼻につき、実写映画化といわれてもまったくピンとこなかった。
だいたいスパイダーマンにしか見えないし、首から下のデザインや能力が全くの別物と言われてもね。

ただしきりに映画秘宝でその実写版のスーツ写真が載るようになり、さすがに見慣れてきて(刷り込みというのは恐ろしい)、コロッサスがCGIながら登場する、いわばX-MENと同一線上の世界観というのも若干気になってきて(とは言えX-MENは格ゲーを少々やったくらいで、ちゃんとコミックは読んでいないし、映画も今ひとつ乗れずだったが)、見た話だと割と面白いというから、ならばと。

観客に話しかけてくるおしゃべりキャラクターという触れ込みだったが、別にモノローグの延長線のような印象で、そこまで騒がしくは感じなかった。
まぁ吹き替えだとまた印象が変わるかもしれないが、少なくともヒヤリングと字幕ではセリフを王のに精一杯で(だいたい字幕では要点を絞っていてセリフの全てが訳されてるわけじゃない)、またマシンガントークなら古いけどエディ・マーフィーのような黒人おしゃべりキャラには及ばないと感じた。

だからといってつまらなかったとはではなく、ど迫力のカーチェイスや時間軸の置き換えでデッドプール自体の生い立ちを飽きさせずに見せる工夫、そして容赦ない殺戮(よく見ると刀で切られた脚や腕が飛んでたりするし)等、退屈するヒマは全くなかった。

コロッサスは完全なCGIキャラだったが、その角刈りでごつい体つきに、CSIベガスの初期シーズンにいたオライリー刑事(スキップ・オブライエンという役者さん。残念ながら激やせした上ですでに鬼籍に)を思い出してしまった。
あの役者さんなら銀に塗ってそのままコロッサス出来たなあとか。

最近英会話教室に通うようになったので、なるべくヒヤリングでも少しは聞き取れるようにがんばってはみたが、いかんせん単語を知らないから字幕に頼らざるを得ない現実を突きつけられた。
昔、どうしても早く見たくて輸入盤のターミネーターやロボコップ(ともに一作目のみ)をLDで買って見たが、そういえばアレはセリフがあまりなくてわかりやすかったんだっけ。
デッドプールはよくしゃべるし、小ネタも多いのでわからんことばかりだった。
唯一わかったのはコロッサスに手錠をはめられて連れ去られる場面で字幕では「このロボコップ野郎!」と罵声を浴びせていたが、実際には「Dead or alive,coming with me」とロボコップの劇中でマーフィーが言ったセリフをそのまま使ってたところくらい。でもあのセリフをちゃんと「ロボコップ」と字幕で訳したのは偉いなあ。戸田奈津子では意味がわからなくて別の意訳になっていたに違いない!

ともあれ、お金をかけてど迫力の映画を作るのはいかにもハリウッド流ではあるけど、あの画面演出を考えているのは同じ人間であって、それを予算の力で映像化しているならば、お金のあるなし以前に発送の質が国産映画とはまったく違うんだよね。

チラシは裏一面役者の名前、予告でも一瞬たりとも「これはすごいかも」と思わせてくれないシンゴジラには、予算以上に足りてないものがあると感じてる。
【2016/07/04 17:12 】 | 映画鑑賞記 | コメント(0) | トラックバック(0) |
セーラー服と機関銃 卒業 二回目
3/15(火曜) 晴れ(13.1度)

今日は自由席なので、前回よりも一列後ろほぼ中央を選ぶ。
上映開始までに集まったのは僕を含めて六名。
爺が二名、壮年女性一名、中年男性二名(自分含め)、やや若めの男性という客層。
前回は女性が一人もいなかったので、この壮年女性は珍しい。

内容は頭に入っているので、場面の補完や聞き取れなかったセリフに集中。
あとパンフで気付いた点とか、そういった部分も。

「カ・イ・カ・ン」のセリフはとってつけたようなエンドロールあとの浴衣姿にかぶせているだけかと思い込んでいたが、冒頭の機関銃発砲シークエンス後の居眠り寝言で言ってたんだ。
完全に忘れていた。
後半のインパクトが強すぎて、この前作オマージュのセリフをまったく失念していたが、これはなるほどというつなぎ。
そもそもカチコミかけてマシンガンぶっ放して「カ・イ・カ・ン」もへったくれもないし(前作薬師丸ひろ子版の印象はこれくらいしかない。当時は赤いマズルフラッシュだし、薬莢も飛ばないし、効果音もダダダダだし)。

僕がこの映画を特に気に入ったのは、映画で描かれている前の時間が流れていること。
回想シーンや説明セリフではなく「こういうことがあったから、今この場面につながっている」ことが、何気ない描写から感じ取れること。

主人公がとってつけたような事件に巻き込まれて、それがなんだか大がかりだからそれまでの日常とかバックグラウンドなんかがなくても勢い見終えてしまうタイプではない。

別に細かく説明臭い人物描写をしなくても、何気ないやりとりの中で描くことは可能なのに、昨今観客の想像力によらない親切丁寧な作りが目立つ(もしくは完全に制作側の自己満足でろくに描かず、勝手に想像しろ的な投げっぱなし)から、そういった意味でもこの映画が好きになった。

橋本環奈の役どころ星泉がやけに貫禄があって、やくざ相手に単身乗り込み啖呵を切る、まったく物怖じしないことに違和感を覚える向きもあるようだが、彼女は高校一年でやくざの親分になり、さらには敵対する組織に乗り込み機関銃を乱射しているわけなので(その後目高組は解散しているが)、そこらにいる女子高生がいきなり親分になってしまった前作の戸惑いやおびえがまるでないことは、むしろ正しい描き方。

なにしろ「セーラー服と機関銃」自体、今回が四回目(うち二回はテレビの連続ドラマ。三作目の長澤まさみ版はけっこう設定を変えているらしい)なので、前の作品と同じように描くよりむしろ「その後」を描いて別アプローチ(いきなりやくざの親分になってしまい戸惑う女子高生という描き方は捨てる)にしたのは大いに評価すべき。

ただ残念ながら「橋本環奈」と「セーラー服と機関銃」というキーワードだけを客が呼べると広報が勘違いしたのが最大の誤算だろう。
事実、三週間で上映終了は完全な打ち切り。
少なくても劇場まで足を運んだ人すらさじを投げてしまうようなトンデモ映画ではなく、意外にも評価が高いからこそ、この不入りは恨めしい。

突っ込みどころもたしかにあるし、その最たる部分が右腕に被弾したはずの武田鉄矢が右手でそのまま発砲はアドレナリンの関係だと補完できるが、最後その撃たれた腕を橋本環奈に担がれているのは左手に証拠品をおそらく入れたバッグを持つしかなかったからと擁護できるとしても、そのあと幾度となく右手で大げさな芝居をうってしまったのはいくらなんでもなんとかならんかったかなあ。
なんか足を引きずっていたけど、二発撃たれた一発は足にでも当たったのかな?

それでも長回しのアドリブの応酬だったという、落ち込む星泉に対して二人の組員がなぐさめる場面はやっぱりおもしろいし、墓堀シークエンスはキャンキャンした叫び声しか上げられない昨今の若手女優の芝居よりはるかによかった。

あと旧来のやくざ同士がちゃんと顔見知りというのも好きな描き方。

画面の面白い演出としては、ギラリと発光するものが背後にいきなり現れる点。
おそらく鏡か何かなのだろうけど(目高カフェの神棚の鏡もやはり光っていたし)、真夏の熱い日差しを入れ込む演出だったのだろうか。

脚本がよくないという感想も目にしたが、星泉がなにかをしようとするとそこに事件が被さってきて(都合二回それが起きる)、結果的にその行動する場面は画面には映らないところで動くことになるという描き方でなかなかおもしろい。
そういやあれってどうなったんだっけ?と思ったら、話の途中で別のことが起きてしまったんだと、二回目の鑑賞で気付いた(一回目は夢中になりすぎて忘れてしまってた)。

また春雄がいつ撃たれたのかが一回目ではわからなかったが、ちゃんとビル窓が開いてそこから発砲されていたことに気付いたし(しかの春雄はその際にのけぞってる)、動きの大きいところだけ見ていると気付かない描写がある。

せっかくくせ者俳優たちを向こうになかなかよい芝居をみせてくれた橋本環奈が、今後流行のイケメン俳優両脇に従えてスウィーツ映画にしか出なくなったら、あまりに惜しい…。

打ち切り前にもう一度くらい足を運ぼうかと考えてる。
【2016/03/15 19:26 】 | 映画鑑賞記 | コメント(0) | トラックバック(0) |
セーラー服と機関銃 卒業
3/11(金曜) 雨のちくもり(5.8度 ただし0時に観測。日中は5度以下)

何とか仕事にけりをつけて16時半の上映回に向かうも、ユナイテッドシネマとしまえんへ向かう道中、練馬駅を越えたあたりから大渋滞。
なんてことはない電気工事で片側車線つぶして相互通行にしていたからだった。
余裕を持って出たのに、劇場に着いたのはほぼ開始時間という。
もっとも最初の15分くらいは予告があるし、席にも余裕があるだろうから焦りはしなかったが。

会員dayではあっても平日金曜の夕方回ということもあって、90人の最も小さい箱にもかかわらず、入りは二割に満たないほど。
とはいってもとしまえんの箱がいっぱいになるケースの方がレアなので、別段驚きもしない。

橋本環奈で「セーラー服と機関銃」は四人目だという。最初の薬師丸ひろ子版はテレビでやったのを見た記憶があるが内容はほとんど覚えてない。渡瀬恒彦がやくざ役だったようなおぼろげな記憶で、殴り込みをかけて「カ・イ・カ・ン」くらい。
原田知世版はたしかテレビシリーズかテレビのスペシャルだったと思うがこれは見ていないし、長澤まさみ版にいたっては存在すら知らなかった。

ちなみに本作劇中の星泉は四代目と描かれているが、橋本環奈はが四人目なのでそれにあてたものかもしれない(wikiを見ても星泉が何代目なのか書かれてなかった。原作も読んでないし)。

おそらくほとんどの人が見に行かないと思うので(僕はもう一度行きたいと思ってるが)、ネタバレ必至で書こうと思う。

まず冒頭の回想シーンで、あの有名なグリースガンの乱射を描いている。
え?もしかして薬師丸ひろ子版からの続きなの?と錯覚してしまうが、そもそも前作のストーリーを微塵も覚えていないから、それが前作の回想なのかオマージュなのかわからない。
ただ「カ・イ・カ・ン」は無かった。
目高組の構成員は三名。前作の唯一覚えている渡瀬恒彦の役どころはいないように思える。
もしこれが前作の続編でその回想ならば、渡瀬恒彦に相当するキャラがいないとおかしい。
ということで、どうやらこれは本作時間軸の中の回想だということがわかる。

ちなみに事前に公開された有名な商店街をグリースガン片手に練り歩く四人のショットは、劇中には一切登場しない。
ただこれもパンフを見て気付いたのだけど、この回想シーンで目高組の構成員が皆スーツを着ているので、あの商店街のスチールは殴り込みをかけに行く前ということがわかった。
なかなか細かい。

そんなハードな乱射から一転して、いきなりの学校のシーン。
しかも星泉(橋本環奈)は教卓の目前、一番前なのに居眠りしている。
もしかすると回想シーンではなく、これは夢?と思わせるつなぎだ。

星泉の友だちは年頃にもかかわらず、しかも橋本環奈が演じているのでものすごい美少女、女友達がいない。
なんだかヲタサーの姫みたいな男三人と星泉のショットが、なんだか妙に不自然。
橋本環奈がかわいすぎるから、この三人は内々で出し抜こうとしてるんじゃないか?と一瞬思ったが、でもどうやらそうではないらしい。

というのも、すでにやくざの組としては解散している目高組(現在はめだかカフェ。この客引きの武田鉄矢がうさんくさすぎて面白かった!)を頼って同級生(これはあとでわかる)の女の子が助けを求めに来る。

目高組四代目を襲名したのは高校一年あたりなので(現在は高校三年)、彼女がやくざの組長であるということは学校内に知れ渡っていると。
だからこそ同性の友だちがいなくて、おそらく上記の三名は中学がいっしょとか昔から知っているため、怖がらずに友だちとして居続けているのではないだろうか。もちろんそこには「彼女がかわいいから」という下心も少なからずあるとは思うけど。
この何気ない「ちゃんと劇中以外でも時間は流れています」がキチンと描かれているのが、とても好感が持てた。

そんな折、取り巻きのひとりが中盤あたりで「暴力団と話していると内定を取り消されるから、話しかけないでくれ」と突き放すシーンがある。
それでも他の二名は最後まで星泉のそばにつかず離れずいてくれるので、このふたりは本当の友だちなんだろう。二人に減ってしまったが、星泉とのスリーショットにはぐっときた。

目高組の構成員、武田鉄矢以外の二名も実に個性的で演者も達者でよかった。
前作でも何となく覚えていることだけど、やくざなのに妙に人なつっこく描いて「悪い人に見えない」のが、本作でも十二分にある。
また逆にいくらやくざ相手でもやり過ぎだろう、かわいそうだろうと思わせるシーンもある。

このあたりが21世紀、平成ももう20余年すぎてしまった今、なかなか受け入れられづらい部分ではないだろうか。
映画というファンタジーの中であるにもかかわらず、最後の落とし前の付け方(さすがにこれはネタバレになるので書かない)も、町ひとつ壊して主人公と家族だけ生き残ってめでたしめでたしとしてしまうハリウッド映画とは違う部分で、ここも好印象。

正直、アイドル映画として、橋本環奈を大スクリーンで見れればそれで満足な映画かと思っていた。
彼女は話し言葉がややハスキーで、そこが容姿に似合わずマイナスポイントとする向きもあるが、むしろキンキン声で叫ばれると耳障りでしかないから、なにげに今回のキャスト、すごくよかったと思う。
なにより、目の芝居に力を入れているのもよかった。

ちょっとあこがれを抱いている対立しているやくざの構成員、演ずるは長谷川博己(進撃の巨人ではかなり痛々しい芝居だったが、同一人物とは思えないほどの凄みがあって好演だった)に手を引かれて窮地を脱する場面で、次第に顔がにやついてくるあたりが特によかった。
一方で感情が爆発して叫ぶシーンでは声がかすれていて、これも「興奮のあまりのどがつぶれているのか」
とこれも好印象。

そして何より一番よかったのは敵役の安藤政信。もうキレキレの芝居で、自分の悪な演技に酔っている感じがして、実にすばらしかった。
さらに榎本時生。
注)これは勘違いで「奥野瑛太」という役者さんだった。
もうコイツが完全に異常者な上、変形ナイフ使いでおそろしくかっこいいい。
あの殺陣を考えた人もすばらしい。
バーカウンターの中、ひとりひとりを刺して次々と進んでいくアクションシーンがまさに白眉。
中でも脇を切ってひるませてから首を狙う、鎧兜の隙間を狙って斬るようなやり方で、急所急所を狙って行くのがすごい。

アイドル映画じゃないというのは、まさにこのあたりのシークエンスがやたらめったらハードだという点。
安藤政信は全く躊躇無く発砲するし、着弾すれば血が出るし。
長谷川博己は榎本時生とは違って、昔ながらのやくざのドスを振り回すのだけど、最後に体重かけて突き刺すとか、やけにバトルシークエンスが充実している。

中だるみもなく、最後まで目が離せなくて、一気にラストまで見ることが出来た。

たしかに女性客を呼べない内容だし、どいつもこいつも癖のある連中ばかりで、中身は完全にやくざ映画だから今はウケないだろうなと思う。
でも、思わぬ拾いもので大満足でしたよ。
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【2016/03/11 21:04 】 | 映画鑑賞記 | コメント(0) | トラックバック(0) |
スターウォーズ フォースの覚醒
1/8(金曜) 晴れ(度)

映画に限らず、自分のお金や時間を使って見たものを楽しめれば、それは周りの評価がどんなに悪くも全く関係ない。
ようは自分が楽しめたか、否か。
少なくともファントムメナスよりは断然面白かった。
あざといと言われる演出も、ジャージャーのまったく緊張感のない殺し合いより断然いい。
「おまえら、こんなのが見たいんだろ?」「Yes sir !」だよ。
おしむらくはクリーチャーデザインがEP4~6にはやはり及ばずだったこと。
でもファーストオーダートルーパーはかっこよかった。

公開直後ネットのネタバレには懐疑的で「いやいや、それはガセだろう」と信じていなかったが、東京新聞によりによって人物相関図が二日後には載ってしまい、ネタバレがホンバレだとわかる。
まぁスターウォーズに謎解きやどんでん返しは求めていないとはいえ、劇場で「I'm your father」を体験出来た人は本当にうらやましい。
逆にEP6でダースベイダーのマスクがいよいよ外され、一体どんな顔なんだとワクワクしたら、白いはげ頭で目の下真っ黒の汚いおっさんが出てきた衝撃は体験してるんだけどね。

というわけで大筋はわかっていての鑑賞。
しかもなにやら評判も思わしくない。
もっともスターウォーズクラスとなれば、ケチつけてる俺かっこいいな連中も少なくないから、上記のように見に行って自分自身が楽しければそれでよしという姿勢。
一方、どんなに評判がよくても自分にはあわないものだってあるし。

ユナイテッドシネマとしまえんはいつのまにか4DXが導入されていたが、3D上映で且つ座席が揺れては画面の情報量を処理しきれないと思い、とりあえずIMAXを選択。
会員割引なしの2300円。
ガチャ目がひどいのでスクリーンで見るときにはメガネをかけるので、メガネonメガネはどうにも見づらいのだがしかたない。
予告で飛び出す3Dがいくらかあったが、画面変調がめまぐるしいキャプテンアメリカは鬱陶しかった。
むしろ「ザ・ウォーク」の高所っぷりが恐ろしくて、これこそが3D映画だろうと感じてしまった。
実際にそこに行かなければわからない高低差が画面から体感できるのって、実はすごいことですわ。

「ファントムメナス」に寄せる期待は、今回の「フォースの覚醒」の比では無かったと思う。
そして妙な肩すかしを食らって、未だにある意味スターウォーズの暗黒面とも言えるジャージャービングスは、本来ならep2,3としゃべるチューバッカのような位置付けで出るはずだっただろうに、登場カットはどんどん無くなり、しまいには台詞すらなくなってしまった。

そういった意味で、今回のep7は、新しいドロイドBB-8はアクティブなR2D2といった感じで転がりまくる以外、さほどうっとうしさを感じなかったし、黒人トルーパーも予告で見た衝撃ほどではなかった。
また誰しもが感づいているあの人の娘だろうというレイも、なかなか勇ましくてかわいい。
カイロ・レンもいらだってライトセイバーで機器滅多切りするあたりに未熟さが見えて、なかなか面白いキャラだったし、なにより素顔が出ることに驚いた。

そういった今後を支える新キャラを完全に喰っていたのは、本作の主役たるハン・ソロだろう。
「チューイー、マイホーム(チューイ、帰ってきたぜ)」は、確かにあざとい演出かもしれないが、それでも「あぁ、ハン・ソロだ…。チューバッカは相変わらず相棒なんだ。年取らないなあ、ウーキーは」と、一番の涙腺崩壊ポイントだった。

ジャージャーがチューバッカになりきれなかったのはアミダラの相棒たり得なかったからだろう。
もうなんというか、今回チューバッカが実にかわいい。怪我したのははじめてじゃないかな?

しかし砂漠、雪の星、緑の星とep4~6までの各舞台を持ってくるとはね。
そのわりにはメカはタイファイターとXウィングくらいしかいなかったけど。

良くも悪くもストーリーはいつものスターウォーズ。
やたらめったら爆発して、ストームトルーパーが吹っ飛ぶ印象が強かったな。

カイロ・レンの本名は、やはりあの人から取ったのだろうか?
またルークが完全にクワイ・ガンのようだったのは、事前にフェイク画像として流れてきたものと実は同じだったというのも、最後の最後での驚きだった。

そうそう音楽に関しては、各エピソードで印象的なフレーズが必ずあって、ファントムメナスも音楽としては最高にかっこいい(あれはダースモールのテーマ?)のに、今回はまったく印象に残らなかった。
まさかジョン・ウィリアムスがネタが尽きたとも思えないのだけど…。
【2016/01/08 17:08 】 | 映画鑑賞記 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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